これは15 年前に私がアイルランドに留学していた時の話です。私が住んでいたのは首都ダブリンでした。
日本人と性格が似ていて穏やかで真面目な人々が住むこの国は、ヨーロッパの中でも比較的安全とされており私は安心して留学生活を楽しんでいました。
半年ほど経ったある夜のこと、私は学校で知り合った中国人の友人とパブにでかけました。
アイルランドはパブ文化が生活に密着しており、友人同士でパブに行くことはよくある光景でした。
22時頃、私と友人は自宅へ帰るために最寄りのバス停から歩いていました。すると前方から若いアイリッシュの男の子2人組が歩いてくるのが見えました。
横には公園があり歩道も広かったため、私達はぶつからないように少し公園側に避けました。
すると男の子の1人が私達に向かって爆竹を投げてきたのです。
私達はとっさに避けたので怪我はありませんでした。しかしものすごい恐怖心でその場に立ち尽くしました。
そんな私達の様子を見て、相手は笑いながら「Chinese」と連呼してきたのです。私は思わず「I’m Japanese!」と叫びました。
すると男の子達は驚いたことに私に向かって謝ってきたのです。私は隣にいる友人が中国人であることがバレてはマズいと直感で感じました。そこで、「彼女も日本人だ」と伝えると男の子達は友人に対しても謝罪してきたのです。
帰宅後、この事をホストマザーに話すと、ダブリンに住む中国人のことを教えてくれました。
中国人は昔から世界中に住み着いて勝手に独自のコミュニティを作っています。それが中華街です。日本にあるようにダブリンにもありました。しかし日本と違うのは、ダブリンにある中華街はダブリンの人々から歓迎されていないということです。
日本人に似て真面目なアイリッシュの人々の多くは、勝手にやってきては風紀や秩序を乱す中国人を嫌っていたのです。
日本人は中国人に似ているから気をつけるようにとホストマザーから言われました。
爆竹を投げてきたの10代の少年でした。若い世代までもがそのような思考を持っていることにまた恐怖を感じました。ただ中国人というだけで危害を加えられる可能性があるなんて、中国人である友人の感じた恐怖心を思うと今でも胸が痛みます。
今でもヨーロッパ圏で普通によくある
そういうアホな欧米人は、決まって世界地図で中国の場所すら知らないくせに、やたらと白人至上主義を振りかざす。