花魁淵
投稿された怖い話の中から花魁淵にまつわる怖い話を一覧で表示しています。
山梨県の超有名心霊スポット「花魁淵(おいらんぶち)」。
心霊や怖い話好きなら関東の方でなくても聞いたことがあるのではないでしょうか。
遊女たちの悲しい歴史があるとされる花魁淵にはどのような心霊現象や、怖い話・噂があるのでしょうか。
花魁淵の新着怖い話
山梨県の有名心霊スポット「花魁淵(おいらんぶち)」
関東でも一二を争う心霊スポットと言われる「花魁淵(おいらんぶち)」。
誰でも一度くらい名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
かつて多くの遊女が殺害されたと言われる花魁淵では、昔から心霊現象や怖い噂が囁かれ続けています。
奇々怪々にも花魁淵での体験談が投稿されていますが、花魁淵はどのような場所で、どのような心霊現象や噂があるのでしょうか。
このページでは花魁淵の歴史などを含め、囁かれる噂や心霊現象などを紹介したいと思います。
花魁淵(おいらんぶち)とは
花魁淵(おいらんぶち)は、山梨県甲州市塩山一之瀬高橋にある滝で史跡の一つです。
おいらん淵・オイラン淵とも書かれることもあります。
国道411号(青梅街道)旧道沿いの甲州市と北都留郡丹波山村の境にあり、地元では銚子滝と呼ばれています。
花魁淵の名は、後に紹介する戦国時代に起きたと伝えられる悲劇に由来するとされています。
天保十三年(1843年)に書かれた「玉川泝源日記」(山田早苗(1773-1855)著)には五十人淵と書かれていることから、五十五人淵とも言われています。
花魁淵は俗称ということのようですね。
花魁淵付近は地形が険しく、崖崩れによる通行止めがたびたび発生していたため、2011年11月21日に付近の国道は複数のトンネルを含むバイパス道路に変更されました。
花魁淵前の道路は現在旧道となっており、厳重に閉鎖され立入禁止となっています。
花魁淵で起きた遊女たちの悲劇
花魁淵の名前の由来ともなった悲劇とは、一体どのようなものだったのでしょうか。
武田勝頼(甲斐武田家第20代当主)の死による甲州征伐の折、武田氏の隠し金山と言われた黒川金山が閉山となりました。
この時、金山の秘密が漏れることを危惧した金山奉行・依田の主導で、鉱山労働者の相手をするため遊廓にいた55人の遊女と金山に従事した配下の武士を皆殺しにすることに決めたのです。
酒宴の興にと称して柳沢川の上に藤蔓で吊った宴台の上で彼女らを舞わせ、舞っている間に蔓を切って宴台もろとも淵に沈めて殺害したと言われています。
これが事実であればかなりの人数が殺害されたことになりますね。
長い年月が経った今も心霊スポットと呼ばれるのも頷けます。
遊女たちの供養のため建立された慰霊碑
花魁淵には亡くなった55人の遊女たちのために慰霊碑が建立されています。
現在設置されている慰霊碑は立正佼成会の支部が建立したものですが、以前は別の場所、青梅街道に設置されていたとされています。
通行の妨げになる、または実際に遊女たちが殺害された場所に設置するために慰霊碑を移設したと言われていますが、真相は不明のようです。
そのため、実際の花魁淵は現在花魁淵とされている場所とは異なるとも言われています。
花魁淵で起こる心霊現象・囁かれる怖い噂
現在は厳重に立入禁止となり、近づくこともできない花魁淵ですが、立入禁止となる前には肝試しで訪れたことがある人も多いようです。
また、近づくことはできない現在でも慰霊碑がある場所で奇妙な体験をしたという報告もあります。
一体花魁淵ではどのような心霊現象が起こるのでしょうか。
手招きをする女性の霊が目撃される
奇妙な現象が多数報告されている花魁淵ですが、やはり女性の霊が目撃されているようです。
川の中に襦袢姿の女性が立っていた、足のない女性が現れた、花魁姿の女性が手招きをしてきたなどと報告されているので、周辺では遊女たち霊が今も彷徨っているのかもしれません。
女性の霊は花魁淵周辺だけでなく、付近のキャンプ場にも現れると噂されています。
また、花魁のような女性以外にもワンピースなどの現代風の服を来た女性の霊も目撃されているため、花魁だけでなくこの近辺で事故や自殺で亡くなった女性の霊も彷徨っているのかもしれません。
慰霊碑の近くで車を叩かれる
花魁淵の慰霊碑近くで車を停めていたら、車体を叩かれるような音がしたという現象も報告されています。
また、この現象は男性だけで車に乗っている場合に起こるとも言われています。
供養のために建てられた慰霊碑ですが、殺害された遊女たちは成仏できずに今も彷徨っているのかもしれませんね。
心霊写真が撮れる
昔から花魁淵では心霊写真が撮れると噂されています。
これはデジカメやスマホが普及する前からの噂でもあり、写真屋で現像しようとしたところ、花魁淵の写真だけ現像できなかったなどの噂も含まれています。
現在でも周辺では黒い人形の影やオーブが写ると言われており、この場所に彷徨う霊の多さを物語っているようです。
暗闇から歌声や叫び声が聞こえる
夜に花魁渕を訪れると暗闇の向こう側から歌声や叫び声が聞こえるという噂があります。
歌声の主は女性とも子供とも言われているので、この場所には女性の霊だけでなく子供の霊も彷徨っているのかもしれません。
米軍が目撃した花魁
これはあくまでも都市伝説の域を出ない話ですが、戦時中、広島・長崎以外に原爆を投下する場所として山梨県が候補とされていたと言われています。
しかし米軍の前に多数の花魁が現れたため原爆投下を断念したという噂があるようです。
この都市伝説は米軍内で語りづかれているとも言われていますが、真相はわかりません…。
看板を読むと祟られる
花魁淵には花魁淵の詳細を記した看板が設置されています。
この看板を最後まで読んでしまうと、祟られて帰りに交通事故に遭うと噂されています。
もちろん都市伝説の域を出ない話ですが、実際に交通事故に遭った人がいたからこそ、このような噂が生まれたのかもしれません。
付近のトンネルで人影が現れる
花魁淵の近くにはいくつかのトンネルがあるのですが、そのトンネル内で人影が見えたという噂があります。
トンネルは霊が集まりやすい場所の一つとも言われているので、花魁淵周辺を彷徨っている霊がトンネル内に留まっている可能性はありそうです。
近づかないほうがいい場所「花魁淵」
現在は厳重に封鎖されており、近づくことはできない花魁淵ですが、周辺では今もなお心霊現象が起こると言われています。
付近は道も険しいので決して遊び半分では近づかないほうがいいかもしれません。
近くまで行く際には慰霊碑に手を合わせるくらいに留めておいたほうがよさそうですね。