きさらぎ駅から帰還した女性
投稿者:サイコマン (2)
皆さんは
「きさらぎ駅」はご存じでしょうか?
ネット掲示板で有名になった
踏み入れたら最後、二度と帰っては来れないと言われている駅です。
これは、そんな「きさらぎ駅」から帰還することができた、とある女性の話です。
仕事の残業で遅くなり
目の前で駅の終電を逃してしまったAさんは、駅で途方にくれていたそうです。
仕方なく、誰かに迎えをお願いしようかと、ケータイを開いていたら、既に終電が出発してしまったはずなのに、一台の電車が駅に止まったそうです。
Aさんは、電車の遅れで今、終電が来たのだと思い「ラッキー」と思いその電車に乗ったそうです。
電車に乗って、しばらくして違和感に気づきました。10分たっても20分たっても次の駅に一向に到着しないのです。
なのに周りに座ってる人達は誰も何も騒がずに静かに座っているのです。
1時間くらいたった頃でしょうか。
ようやく、どこかの駅に止まりAさんは慌ててその駅に降りたそうです。
降りた駅は「きさらぎ駅」という無人で、ベンチがポツリとある、知らない駅でした。
言葉で上手く説明できないのですが何だか、空気が重く、とにかく不気味で今いる場所が異様だと感じたそうです。
次の電車がくる時刻表もなく
仕方なくAさんはケータイでタクシー呼ぶことにしました。
「すみません、きさらぎ駅という駅にいるのですがタクシーをお願いできますか?」
「……………」
電話には出ているのですが、電話の向こうの相手は無言でいたそうです。
「あの、すみません。聞こえていますか?」
と、声をかけると
不気味な男性の声で
「きさらぎ駅ですね?かしこまりました。ふふっ」
と、返事が帰ってきて電話がきれたそうです。
最後に何だか、笑っていたようにも聞こえ、とにかく不気味に感じていましたが、それでもやっと帰れる。そう思ってタクシーの到着を待ちました。
Aさんは駅のホームから
離れタクシーを待ち、5分後に一台の車が来ました。
本当に来てくれるのか、心配していたので、Aさんは安心して車に近付くと
車から明らかに
その車には収まりきらないであろう何人もの白装束を着て、顔を全て隠した白いマスク着けた人が降りてきたそうです。
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