和歌山県の有名心霊スポット「三段壁」は霊が彷徨う場所？心霊写真も…

和歌山県白浜の心霊スポット「三段壁」

「三段壁」という名前を聞いたことはあるでしょうか。

和歌山県の白浜にある断崖絶壁で、福井県の東尋坊と同じく国の名勝に指定されている場所です。

 

南紀の美しい海を眺めることができる関西では有名な観光スポットですが、実は自殺の名所、心霊スポットとして知られています。

 

このページでは三段壁がどのような場所なのか、そしてどのような心霊体験などの怖い話が眠っているのか紹介したいと思います。

 

 

 

三段壁とは

三段壁（さんだんべき）は和歌山県西牟婁郡白浜町三段にある大岩壁で、国の名勝に指定されている関西では定番の観光スポットです。

 

断崖に設けられた展望台からは雄大な南紀の海を眺めることができ、絶壁に波が打ち付けられるダイナミックな光景は見る者の心を洗うかのようです。

 

 

 

三段壁の名前の由来

三段壁という名前から「壁が三段重なっているのでは？」と思いがちですが、実は三段壁の名前の由来は正確にはわかっていません。

 

魚の群れ、もしくは鯨を見つけるための監視場「見壇・見段（みだん）」が転じて「みだんべき・見段壁→みだんぺき→さんだんべき・三段壁」と呼ばれる様になった説が有力なようです。

 

 

 

三段壁の地下洞窟「三段壁洞窟」

三段壁の地下36mには海蝕洞窟があり、断崖の上からエレベーターで降りることで洞窟内部を観覧することができます。

 

この洞窟は三段壁洞窟と呼ばれ、源平合戦の際、熊野水軍がこの場所に舟を隠したという伝承が残っています。

200メートルにも及ぶ洞窟の通路内には日本一大きな弁才天もあることから、人々は古くからこの場所に魅力を感じていた、所謂パワースポットなのかもしれませんね。

 

 

 

恋人の聖地でもある三段壁

三段壁には「口紅の碑」と呼ばれる大きな岩があります。

「口紅の碑」は悲恋が成就するように願いが込められたと言われており、恋愛が成就するという噂から多くのカップルが訪れるスポットになりました。

 

2016年4月にはプロポーズにふさわしいロマンチックな場所として認定され、恋人の聖地として全国的にも有名になり、ウェディング写真を撮影する人も多いスポットです。

 

 

 

三段壁での心霊体験

見晴らしの良い恋人の聖地として有名な三段壁ですが、心霊スポット、そして自殺の名所としての顔も持ち合わせています。

 

三段壁ではどのような心霊体験をしている人がいるのでしょうか。

ここからは心霊体験や三段壁での怖い話に焦点を合わせて紹介していきます。

 

 

 

三段壁では心霊写真が撮れてしまう？

三段壁では心霊写真が撮れてしまうという噂があるようです。

自殺の名所としても有名な三段壁、崖から身を投げて亡くなった方の霊が彷徨い、写真に写り込んでしまうのでしょうか。

 

2020年、youtubeで有名な心霊チャンネル「ゾゾゾ」さんが展開しているサブチャンネル「家賃の安い部屋」で、三段壁で撮影された心霊写真が紹介されました。

 

 

明らかにおかしいこの写真、三段壁を彷徨う霊によるものなのでしょうか……。

 

 

 

海に呼び込む霊の噂

ここ三段壁にも東尋坊と同じように海から手招きをする霊の噂があります。

自殺者の霊が海に呼び込むのでしょうか。

もしかすると海から伸びる手の心霊写真が撮影されたなんてことがあるかもしれませんね。

 

 

 

三段壁洞窟でも幽霊が目撃されている？

源平合戦の際に舟が隠されたというロマン溢れる伝承が伝わる三段壁洞窟ですが、ここにも霊が出るという噂があるようです。

 

洞窟内で心霊写真が撮れてしまったケースも多いようなので、三段壁は地上でも地下でも霊が彷徨っているのかもしれません。

 

 

 

三段壁周辺のホテルや旅館でも心霊体験が…

三段壁の近くは白浜温泉で有名な温泉街ということもあり、たくさんのホテルや旅館が立ち並んでいますが、一部のホテルや旅館では心霊体験が報告されています。

 

幽霊らしき人影を見た、廊下には誰もいないはずなのに深夜部屋のドアをガチャガチャされたなど、心霊体験としか思えない体験をした人がいるようです。

 

海に身を投げた方が最後に泊まった部屋ではやはり何かが起こるのでしょうか。

 

 

 

三段壁の不思議「サドンロック」

こちらは心霊系とは少し違いますが、なんとも不思議なものなので紹介したいと思います。

 

サドンロックは、ある日突然三段壁の崖の上に現れた長さ約4.2メートル、高さ約1.2メートル、幅約1メートルの巨大な岩の名前です。

 

ある日突然現れたと言っても、何もない空間から出現したわけではなく、猛烈な雨と風をもたらした、2018年の台風21号が関係しているようです。

 

台風21号が過ぎ去ってから数日後、三段壁の北側の崖の上で、遊歩道脇に岩が出現していたことが確認されています。

 

材質的にも別の場所から運搬されたと思われ、台風によって押し上げられたか、崖の上の岩が移動したと考えられています。

 

しかしこんな大きな岩が移動するとは…とても不思議ですね。

 

 

 

 

自殺の名所でもある三段壁

東尋坊と同様、三段壁も自殺の名所と言われており、毎年10〜15人前後が投身自殺を図ると言われています。

 

三段壁の駐車場に設置されている公衆電話の横には「いのちの電話」という看板があり、中には10円玉が用意されています。ここから電話し救われた人も多いようです。

 

 

美しい観光地であり、恋人の聖地でもある三段壁、そして自殺の名所でもあり心霊スポットでもある三段壁、ここには人間を取り巻く様々なエピソードが存在しているのかもしれません。