心霊スポット「青木ヶ原樹海」この場所で報告される心霊体験・心霊現象

 

 

日本で最も有名な心霊スポット「青木ヶ原樹海」

日本で最も有名な心霊スポットはどこですか？

こう質問すると「青木ヶ原樹海」「富士の樹海」と答える人も少なくないはず。

それくらい有名なこの場所は、みなさんがご存知のように自殺の名所としても有名で、今でも毎年多数の自殺者が発見されています。

 

今は地元の自治体が自殺対策に乗り出しているため、自殺の名所という印象も薄れてきましたが、かつてここで命を絶った人たちの霊は今も樹海を彷徨っているのかもしれません…。

 

このページでは、なぜ青木ヶ原樹海が自殺の名所、そして心霊スポットとなっていったのか、また、どのような心霊体験が報告されているのかなどを紹介していきたいと思います。

 

 

 

青木ヶ原樹海とは

青木ヶ原、青木ヶ原樹海、富士の樹海とも呼ばれるこの場所は、富士山の北西に位置し、山梨県富士河口湖町・鳴沢村にまたがって広がる森です。

 

「樹海」という名は、木々が風になびく様子が海の波のように見えることから付けられたと言われています。

 

この森の歴史は約1200年と比較的浅く、森の中では若い部類に入りますが、「富士山原始林及び青木ヶ原樹海」という名称で、国の天然記念物に指定されているほか、国立公園の特別保護地区に指定されています。

 

 

 

観光地としての青木ヶ原樹海

青木ヶ原樹海周辺には多数の溶岩洞があり、その中でも大きな富岳風穴、鳴沢氷穴、西湖蝙蝠穴は公開されており、誰でも立ち入ることができます。

 

青木ヶ原樹海は東京からも近く、周辺にはキャンプ場や公園なども整備されているため、観光地して森林浴に訪れる人も少なくありません。

 

公認ガイドによる青木ヶ原散策も行われており、関東でも人気の観光地なのですね。

 

 

 

青木ヶ原樹海は一度入ったら出られない？

この森には「一度迷い込むと二度と出られない」という噂がありますが、もちろんそんなことはありません。

青木ヶ原樹海には遊歩道もあるうえに案内看板も数多く設置されており、近くにはキャンプ場や公園、展望台、風穴、氷穴などの観光地があるため、一般的に観光や散策をしていて出られなくなるということはありません。

 

 

 

なぜ抜け出せないと言われているのか

青木ヶ原樹海を観光地として散策していて迷い抜け出せなくなるということはほぼありえないと思われます。

問題なのは遊歩道を外れてしまった場合なのです。

 

遊歩道や案内看板が見えないほど奥に進んでしまった場合、360度どこを見ても木しかなく、すぐに自分がどの方向から来たのかを見失います。

 

また、似たような風景が続くうえに足場が悪く、まっすぐ進めない場所も多いため、迷って遭難する危険が高くなるのです。

 

もちろんこれは青木ヶ原樹海に限ったことではなく、深い森ならどこでも同じことが考えられます。

 

 

 

青木ヶ原樹海は方位磁石やGPSなどの機器が使えない？

もう一つ、青木ヶ原樹海にまつわる噂として「方位磁石が使えない」「デジタル機器、GPSなどが使えない」というものがありますが、果たして本当なのでしょうか。

 

まず、方位磁石に関して、青木ヶ原樹海の地中には磁鉄鉱を多く含む箇所があるため、方位磁針に1・2度程度の若干の狂いが生じることはあります。

しかしながら方位がわからなくなるほどの狂いではありません。

 

その他、デジタル機器や車の計器、GPSなども使えなくなるという噂もありますが、これらは全くのデマです。

携帯電話や一部のGPS機器は樹木に電波が遮られ繋がらないこともあるようですが、近年は基地局の設置により携帯電話の電波は繋がりやすくなっています。

 

 

 

青木ヶ原樹海の上空は飛行機の飛行が禁止されている？

似たような噂として「青木ヶ原樹海上空は飛行機の計器が乱れるため、飛行禁止になっている」というものがあります。

 

これは自衛隊や在日米軍の基地が近いという軍事的な理由、また、山岳波という特殊な乱気流が発生するという2つの理由からであり、青木ヶ原樹海とは関係がないようです。

 

 

 

樹海には死にきれなかった人たちでできた村がある

自殺しようと青木ヶ原樹海に訪れたものの、死にきれなかった人たちが集まった村があるという噂があります。

映画「樹海村」にもそのような描写がありましたが、これはもちろん都市伝説のようなものです。

 

樹海のすぐ横に民宿が立ち並ぶ民宿村はありますが、死にきれなかった人たちが暮らす村は存在しません。

 

ただし、樹海の中で複数人でキャンプをしている人は目撃されているようなので、そこから派生した都市伝説のような噂なのかもしれませんね。

 

 

 

 

青木ヶ原樹海で起こる心霊現象

自殺者の数が減ってきたとはいえ、今まで多くの方が自ら命を絶ってきた青木ヶ原樹海には、多くの霊が彷徨っていると思われます。

多くの心霊番組やYouTubeでも取り上げられているこの場所では、どのような心霊体験が報告されているのでしょうか。

ここからは代表的な心霊体験や、奇々怪々に投稿された体験談などを紹介していきたいと思います。

 

 

 

多くの人に囲まれているような気配がする

樹海で散策や肝試しをしていると、多くの人に囲まれている気配がすることがあると言われています。

某有名心霊番組では、あまりにも人の気配がするために一時ロケが中断するという事態に陥ったこともあるほどです。

 

樹海を彷徨う霊達が、生きている人間に何かを伝えるために近づいてくるのでしょうか…。

 

 

 

無数の霊の声が聞こえる

人の気配だけでなく、霊の声そのものが聞こえるという報告もあるようです。

過去には某心霊番組でも霊の声と思われる音声が録音されたことがあります。

「助けて」といった声や「辛かった…」など、亡くなった方の死の間際の思いが伝わってくるような声が多いようです。

 

 

 

樹海の中を車で走行中、女がフロントガラスに落ちてくる

樹海の中には道路が通っており車で通行することができますが、その道路を夜に車で走行中、フロントガラスに女の霊が落ちてくるという噂があるそうです。

 

樹海を彷徨う霊が助けを求めて車道に飛び出してくるのでしょうか…。

 

 

 

空中に現れる無数の手に引っ張られる

富士の樹海を散策中、突然空中に現れた手に引っ張られるという現象が起こると言われています。

この現象は肝試しに訪れた人だけではなく、訓練中の自衛隊員も体験したと言われているので信憑性が高い噂なのかもしれません。

 

 

 

木を蹴ったり傷つけたりすると祟りが起こる

こちらも青木ヶ原樹海では有名な噂です。

木を切ろうとした人が不審な死を遂げた、虫を捕まえようとして木を蹴った人が事故に遭った、無闇に木を折った人が病気になった…などなど木にまつわる噂が多く囁かれています。

 

自殺者の霊とは関係なく、大自然に宿る大きな存在が怒っているのかもしれません。

青木ヶ原樹海を訪れた際には自然を傷つけないようにしたいものです。

 

 

 

青木ヶ原樹海では心霊写真が撮れる

青木ヶ原樹海では心霊写真が撮れやすい、また、動画に何かが映り込みやすいと言われています。

実際にここで撮影された心霊番組やYouTuberの動画では、多くの心霊写真や謎の影などが撮影されています。

 

多くの方が命を絶ってきたこの場所は、他の心霊スポットと比べてもこういった現象が起こりやすいのかもしれませんね。

 

 

 

青木ヶ原樹海はもう自殺の名所ではない

青木ヶ原樹海の地元自治体が自殺対策に力を入れてからは自殺者数はかなり減ってきており、もはや「自殺の名所：青木ヶ原樹海」というイメージは薄まってきています。

 

この場所を訪れる際には、観光として大自然を散策することだけに留めておきたいものですね。