どれくらい見ていたかわからない。
「ふっ、何やってんだ、俺は…」
と思い、力が抜けた瞬間、
「あっ……」
「自分の目じゃない…とうさん…?」
また誰かの目と目が合い、動けなくなっている。
以前に見た時と違い、怖さは不思議とない。
久々に父親と会えて少し嬉しい。
そんなことを考えながら安堵してると、
「ん?えっ…?」
目元、鼻、口と徐々に顔が見えてきて、
その時に気がついた…
「違う…見守ってたんじゃない…」
と思った瞬間
「うらぎったな…」
と潰れた声が、耳元で聞こえた
すぐに部屋を飛び出して、逃げ出したという。
同僚が、
「じゃあな、元気でな」
と言い残し、出ていきました。
私は最後の話をしてるのに、途中から
「は?」
「なんで?」
「意味わかんねー」
こんなことばかり考えていました。
1ヶ月程前に、そのテレビを譲り受け、今は私の部屋にあるからだ…
「どうりで、何か視線を感じてるわけだ…」
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同僚のオカン、嫌な女だな。普通我が子に曰く因縁付きのテレビなんか押し付けるか?
視線の正体は・・・
まじ怖杉慎
お母さんは知ってたのかなあ