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不思議体験

たちさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

監視
短編 2025/04/03 23:28 900view

私が中学生の頃は、今のようにゲームをしたり、スマホをいじったり、カラオケに行ったりというのはなかったので友人達と近くの神社に集まり、夜遅くまで話をしたりしていた。その神社にはネコがよく現れていた。
野良猫なのか、どこかの家のネコなのかわからないがよく神社に姿を現していた。

ある日、いつものように神社で友人達と過ごしているといつものネコが現れた。いつものことなので気にせず友人達と話をしていると、

おい

と低い声がした。
全員、周りを見渡すが誰もいない。
気のせいか?ということになり、そのまま話を続けた。
時間も遅くなり、それぞれが自宅へ帰宅することに。
自宅に着くと時刻は、23時過ぎ。
すぐに寝るわけでもなく、部屋でテレビを見たり、漫画を読んだりしていた。

おい。カズヤ

名前を呼ばれた。
両親はすでに寝ている。
しかし、確かに名前を呼ばれた。そして、どこからか視線のようなものを感じていた。
恐る恐る、襖を開け、廊下を確認するが誰もいない。隣の部屋では両親が寝ている。

開けろ

また聞こえた。
そして、どこかで聞いたような声…
声のした方へ静かに向かう。茶の間を見たが誰もいない。
そのとき、なぜか玄関が異様に気になった。

鍵を開け、ゆっくり玄関を開けたが誰もいなかった。気が抜けて、玄関を閉めた。
鍵をかけていると、

おい

と聞こえた。それもかなり近い。
玄関を開けるとそこにはいつも神社にいるネコがいた。
何が起こっているのか理解できなかった。
突然、ネコが歩き出した。
着いてこい。という雰囲気がして?ネコに着いていった。
すると、いつもの神社に着いた。
ネコはいつも私達が座っている岩にいた。

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