短編
2023/07/04
20:48
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「あっ、ねえねえ、なんか誰かに付けられている気がするのは僕だけ」
少し前を歩いていた母に聞いた。
「はぁ?」
すっ
「誰もいないじゃない。今日初めてのことがたくさんあったから疲れているんだよ。早く帰ろう」
やはり僕の勘違い…か?
いやでも、、確かに感じたんだけどな。
そう母に返されまた振り返るも誰もいない。
「…」
気になりながらも歩く。
てくてくてく
が、やはり感じるなぁ。。
すっ…
もちろん誰もいない。
自宅まであと5分ほど。
と。
「あーごめん、先にトイレ行かして!!!」
「あっ」
母の一言を聞かず鍵を手に僕は走った。
今日は緊張などもあり、トイレする意識が全くなくなっていた。
しかし、自宅のいつもの道を見て緊張がほぐれたのかトレイしたくなり駆け出した。
ガチャ
真っ暗な自宅。
電気も付けずにトイレへ。
「ふぅ…間に合った」
スッリキした僕はリビングの電気をつけみんなが帰ってくるのを待つ。
ぴっ
テレビをつけバラエティ番組を見ても今日はなにも感じない。
ピロンっ
LINEが鳴った。
確認すると母から。
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葬式にいったら清め塩しないといけないね。
視線を感じる時は横や後ろより「上」、シャワー浴びてる時とかトイレの中とかね。。。