短編
2023/07/04
20:48
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じいちゃんが死んだ…
急な一報だった。
成人になってからなかなか会いに行く機会がなく3年ぶりに会ったのが、棺で動かないじいちゃんだった。
「…なかなか会えに行けずごめんね」
目の当たりにした横たわるじいちゃんを見て涙が止まらなかった。
お通夜・告別式、まであっという間に過ぎ、火葬と収骨へ。
火葬場には初めて来た。
異様な空気の火葬場は、恐怖と言うよりは悲壮感などを強く感じる場所。
「おじいちゃん、みんなが来てくれて嬉しかったと思うよ」
そうゆう母に。
「…うん」
と返すものの、会えていなかった後悔が僕の心に残った。
その帰り。
自宅の最寄駅に着く頃には当たりは真っ暗。
夏の夜は蒸し暑く嫌な感じがする。
たったったっ
家族で自宅に向かう中
「んっ…?」
視線を感じた。
すっ…
振り返るも誰もいない。
「あれ…?」
気のせいか。
…
てくてくてく
再び歩くも。
「…あ・れ、見られている??」
すっ…
「えっ気のせいかな。。?」
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葬式にいったら清め塩しないといけないね。
視線を感じる時は横や後ろより「上」、シャワー浴びてる時とかトイレの中とかね。。。