友達のYは変な趣味を持っていました。
それは事故物件サイトやニュースサイトで事故物件を調べて、そこを暇な時に自転車で訪れ、「行ったことある事故物件」の写真を集めるというものです。
そんな彼が、とても怖い話をしてくれました。
ある日に火災で焼死者が出たという事故物件で写真撮影すると、壁の中に人の白い顔のようなものが映ったそうです。
それでばっちり撮れたと喜んだと言います。
その後も各地の事故物件を巡っていきましたが、数カ月間もなかなか心霊写真らしきものは撮影できません。
そしてある日、自宅から1時間ほど離れた、自殺があったという事故物件まで行って撮影したそうです。
すると心霊写真らしきものが撮れて当初は喜んだというYででしたが、Yは気づいてしまいました。
実はその写真に映った幽霊は、数ヶ月前に見た白い顔のようなものと似ていることに。
それで気になってしまい、彼はその2枚の写真を比較してみたのですが、ほんとうに顔の形、パーツまでよく似ているのだといいます。
なぜ違う事故物件なのに、同じ顔が撮れてしまったのか、そう考えると自分に憑いているものが映ったのだと気づいたようです。
Yはいまも取り憑かれているよと語っています。
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