皆さんはその昔、世界中でブームになった“ノストラダムスの大予言”はご存知だろうか?
その時はまだ生まれていなかったり、幼かったりした人も、噂くらいは聞いたことがあるのではないだろうか?
実際にノストラダムスが人類滅亡を謳った訳ではないのだが、彼の著書『諸世紀』の解釈を巡って、1999年7月に人類は滅亡する!!という騒ぎはあったのだ。
勿論、人類は未だ滅亡していない。
そしてこれは、サトルくんから聞いた話だ。
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1999年より2年前の97年、サトルくんは小学校5年生だった。
彼は“大予言”にはあまり興味はなかったが、クラスメートと時々、その話で盛り上がることもあった。
同じクラスにユリカちゃんという、美人で大人しい女の子がいた。サトルくんが前々から好きだった子で、5年生のクラス替えで初めて同じ組になれたのだ。席も隣で、嬉しくてたくさん喋りかけた。
ユリカちゃんは、自分からはあまり話さないが、サトルくんの話は真剣に聞いてくれて、笑う所では必ず笑ってくれた。サトルくんを“とても面白い人”と評価もしてくれて、だから益々彼女を好きになったという。
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ある日曜日、サトルくんが家族と家にいると、突然、ユリカちゃんがお母さんと共にやって来た。
「こんにちは、サトルくん。学校ではいつも有難う」
ユリカちゃんは白い帽子とワンピースで、めちゃくちゃ可愛かった。隣にいるお母さんも白っぽい服に日傘の格好で、
「こんにちは、ユリカの母です」
と、頭を下げた。そしてサトルくんのお母さんに、
「世の中の様々な宗教から、真実を見つけるという教えをやっています。一緒に勉強をしてみませんか?」
と、満面の笑顔で誘ってきた。
しかしサトルくんのお母さんは、
「そういうのは結構です」
と、ピシッと断り、ユリカちゃん親子は帰って行った。
翌日学校で、こちらは悪くないと思いながらも、サトルくんはユリカちゃんに謝った。嫌われたくなかったのだ。ユリカちゃんも、こちらこそ突然ゴメンネと謝ってくれた。
ユリカちゃんが言うには、家族で色々な宗教を合理的に纏めて、それを教えとして広めているそうだ。だから宗教に入っているというよりも、お父さんやお母さんが教祖ということなのだろう。布教は特に、お母さんとユリカちゃんの2人でやっているという。
























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