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都市伝説

Mameさんによる都市伝説にまつわる怖い話の投稿です

女3人UFO旅情 消えた男と走り屋と、謎の畑で捕まえて!?
長編 2026/06/07 21:56 248view

【事の始まり】

長距離トラックを運転する草薙は、ある時、物流倉庫での待機中にUFOを目撃したという。

まだ陽の登らない薄明かりの空をトラックの中からぼうっと眺めていた時、紫色に光るUFOが不規則な動きをしながら草薙の方に近づいてくるのが見えたという。

瞬間、ストロボのようなまばゆい光が彼を襲い、彼はその光に思わず手をかざした。
ほんの一瞬の出来事だった。

見るとUFOは西の方角へ飛び去っていくところだった。呆気にとられた彼が仲間たちに声をかけた時には、もうUFOの姿は見えなくなっていたという。

北海道に渡った時の出来事だ。

そんな話は同業者たちの間ですぐに噂になる。
あまり表ざたにはならないが、「長距離さん」たちの間で「北海道はヤバイ」とは、よく噂される話だ。UFO目撃例が他県に比べはるかに多い。
とりわけこの草薙氏の話が噂になったのは、彼がその後トラックを乗り捨てたまま行方不明になっていたからだ。

この業界では珍しい女性ドライバーのアカネは、とくにこの話には敏感になっていた。
草薙とは同じルートを走ることもあり、顔見知りであったし、何より、シュッとした感じなのに気さくで優しい草薙のことを密かに片思いしていた。

だから行方不明になった彼の事を心配し、暇があると彼についての情報集めをしていた。

アカネ自身はUFOの話は半信半疑ではあったものの、草薙失踪の原因なのではないかと言われれば、調べないわけにもいかなかった。

このアカネの行動に乙女心を突き動かされたのか、高校時代に一緒に暴走していた友人のリョーコが協力を申し出た。そして、それほど仲が良かったわけではないが、UFOがらみであったことから高校当時にオカルト好きでキモイと思っていた綿貫メイコこと綿メイにも連絡を取った。
ことUFOがらみとなると目の色が変わる綿メイは、嬉々としてこの話に飛びついた。

かくしてアカネ、リョーコ、綿メイの三人は、草薙失踪の手がかりを探すため、休みを取って一緒に北海道へ旅をすることとなった。

・・・・・・・・・・・・

【北海道行き、船の旅】

アカネの駆るランクルは外装が黒、内装はピンクのファーが敷き詰められている特別仕様。キラキラ装備にテンションマックスになったリョーコが「運転させろ!!」とハンドルをもぎ取った。

一行は茨城の大洗港からフェリーに乗って苫小牧を目指す。
大洗は某戦車道アニメで町おこしをしているところなので、オタクの綿メイがメガネをクイクイあげながらいろいろ解説を挟み込んでくる。

いつもは仕事でトラックをフェリーに詰め込むアカネだったが、この日は初めて愛車のランクルでの乗船となった。

フェリー内は3人で一部屋の個室を予約。できるだけ揺れの少ない船体中央の部屋をゲットした。19:45大洗発~翌13:30苫小牧着の約18時間。3人は大浴場で汗を流し、バイキング形式の食事を堪能し、たまにデッキに出ては風を感じていた。

「うわー、海まっ暗!!落ちたら完全に死む!!」そう叫んでビビっているのはリョーコだ。

3人は一度展望ラウンジに戻り、備え付けの真新しい椅子に腰かけながら軽くミーティングをした。アカネとリョーコの手には缶ビール、綿メイの手には夕張メロンアイスがあった。

海上ではwifiが使えない。モニタ上でMapを見ることに慣れていた3人ではあったが、今は昔ながらの紙でできたロードマップをテーブルの上に広げ、眺めている。

「まず、草薙さんは苫小牧にある物流倉庫から西の方へ翔ぶUFOを目撃してんだよね」
アカネが地図を指さす。

「北の方には新千歳空港があるし、航空自衛隊の基地もある。UFOではない可能性も捨てきれないね」とリョーコ。

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コメント(1)
  • Mameです。楽しんでいただけたでしょうか?
    13Pで、リョーコと拓也のちょっとムフフな流れがありますが、
    実は元の原案段階ではさらに長く、じっくりと、禁断のシーンがつづきました。
    書き上げてとても満足したのですが・・・さすがにこれは奇々怪々からもBANされる!と思い、
    校了版ではムフフの入口あたりで抑えることにしました。
    いつかチャンスがあれば、「ピンクのしおり」バージョンも書きたいところです。
    ま、無理かな。

    2026/06/07/22:43

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