だが。
数秒後。
背後から通知音が鳴った。
ピコン。
机の上だった。
さっき投げたスマホが。
何事もなかったように置かれていた。
—
画面には一言。
> 逃げないでください。
—
翌日。
悠斗は警察へ行った。
事情を話す。
当然信じてもらえない。
しかし帰宅したとき。
警察官から電話が来た。
声が震えている。
「君…今何を使ってる?」
「え?」
「さっき事情を聞いてたとき、君の後ろに誰か立ってたぞ」
悠斗の血の気が引いた。
「誰もいませんでしたよ」
電話の向こうで沈黙。
そして。
「いや…黒い人影がいた」
—
その瞬間。
電話が切れた。
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