皆さんは、「呪われた物」を拾ったことがありますか?
これは、私が小学生の頃に実際に体験した、今でも忘れられない出来事です。
夏休み、父と姉と一緒に、茨城県の山奥にある親戚の古民家へ遊びに行きました。
そこは昼でも薄暗く、夜になると街灯は一つもありません。
風で木が揺れる音と、古い家がギシギシと軋む音だけが響く、とても不気味な場所でした。
親戚のサトシくんと裏庭の小屋で遊んでいると、埃だらけの古い箱を見つけました。
その中に入っていたのが、一枚の古びた手鏡です。
錆びた銀色の縁に、ひんやりと冷たい持ち手。
何となく気になって、鏡を拭いてみると、自分の顔がはっきり映りました。
でも…。
どこか違和感があるんです。
鏡に映る自分の目だけが、暗く沈んで見えました。
持ち手には何か文字が刻まれていましたが、汚れていて読めません。
「○み○い用…?」
誰かの持ち物だったんだろう。
そう思った私は、その鏡を家へ持ち帰ってしまいました。
家で水洗いすると、文字がはっきり浮かび上がりました。
そこには、
「恨み みれい用」
そう刻まれていたのです。
意味は分かりませんでした。
でも、その日の夜から異変が始まりました。
鏡を覗いていると、頬に小さな腫れを見つけました。
翌朝になると、それは黒い痣のように変わり、その中心から太く硬い毛が一本、生えていたのです。
怖くなった私は父に話し、急いで親戚の家へ戻りました。
親戚のおばあちゃんは、私の顔を見るなり何も言わず、三面鏡の前へ座らせました。
そして、小さな声で呪文のような言葉を唱え始めます。

























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