これは、ある大学生の話だ。
名前は仮に「優斗」としておく。
優斗は一人暮らしをしていた。
愛知県の古いアパートの二階。
築四十年以上。
家賃は安かったが、特に不満はなかった。
ただ一つだけ妙なことがあった。
夜中の二時になると、スマホに通知が来るのだ。
必ず。
毎日。
送信者は表示されない。
通知欄には一言だけ。
**「見てるよ」**
最初は友人のいたずらだと思った。
ブロックした。
アカウントを削除した。
SNSも全部やめた。
しかし通知は来続けた。
送信者不明。
アプリ名も不明。
タップすると消える。
それだけだった。
—
ある夜。
優斗は友人の健太に相談した。
「マジで気持ち悪いんだよ」
「スクショ撮れば?」
「消えるの早いんだよ」
「じゃあ夜中起きてろよ」
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