私は認可外保育園で働く25歳、女。
昔から子どもと接するのが好きで、保育士の資格を取り、最初は大きな認可保育園で働いていた。
認可保育園とは、国が定める基準に適合している・・・簡単に言うと建物の大きさや、庭や遊具が有るなどの細かい基準をクリアした保育園の事で、逆に居抜き物件とかで少人数の保育士やってるような所は「認可外保育園」や「託児所」という扱いになる。
私が最初に居た保育園は、市の補助もしっかり受けられる大きな施設だったが、私以外の保育士が50歳前後のおばさん集団だったので、いじめなど、それなりに酷い目に遭った。
だんだん耐えられなくなってきたので転職をする事にし、今回小規模でやってる認可外の保育園で雇ってもらえる事になった。
ここは現在園児の数が10人、保育士の数が私を含め5人。保育士の年齢層は一番年上が40代前半、下は22歳と幅広い。
園によってはルールが厳しい、緩いが有るが、この園はそこまで厳しくなく、「安全第一」つまり事故さえなければ、働き方は自分のペースで良いので働きやすかった。
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ある日園児の1人、ゆうくん2歳(仮名)のお迎えに来たのが、いつもはお母さんなのに今日はお父さんが来た。
私は就職してまだ日が浅く、ゆうくんのお母さんしか見た事が無かったので、一緒に働いているユミ先輩(仮名:22歳)に確認をした。
私「ユミ先生、ゆうくんのお迎えにお父さんが来園されたのですが、どうすればいいですか?」
ユミ先輩「珍しいですね。私も初めて見ます。一応子どもの名前と生年月日を聞いて下さい。合ってれば大丈夫です」
そう言われたので、私はお父さんに確認した。
私「お帰りなさい。一応確認のために、お子様のお名前、生年月日をお聞かせ願えますか?」
お父さん「はい、さいとう ゆうや、○○年1月10日生まれです。」
私は児童票(子どもの個人情報の表)を確認したら合っていたので、
私「はい、大丈夫です。ゆうくん、お父さん来てくれたよ~」
ゆうくんを呼んで、お父さんの前に来た時、子どもの表情が一瞬「え?」という反応だった。
ゆうくんは2歳だが、まだほとんど喋れない。こちらも仕事柄表情や行動で判断する事が多い。
お父さん「すいません、普段朝早く家を出るし、帰りもこの子が寝てる時間帯なので、あまり顔を合わせないんで、休みの日とかはこんなリアクションされるんですよ」
私「あぁそうなんですね。ではお気をつけて。ばいばいゆうくん、また明日ね」
抱っこされたゆうくんはまだポカンとしているが、泣いたりせず大人しく帰って行った。
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それから1時間後、今度はゆうくんのお母さんが来園された。
お母さん「すいません遅くなっちゃって~。ゆうくん大丈夫でした?」
私「え・・・。1時間前にお父さんがお迎えに来られましたけど・・・?」
とてもリアルで怖い話ですね。
親の理不尽な気持ちで未来ある子供が巻き添えにされなくて本当に良かった。
精神を病んだ人間はある意味犯罪者予備軍や覚醒剤中毒者と変わらないので、法改正しどうにか取り締まって精神病院へぶち込んでいただくか、チップを埋め込んで居場所を把握するべきだと思います。
例え裁判所から○○㎞以下に近づいてはならないと言われたとしても、相手が無敵の人になってしまえば関係ないですからね。
この国は相変わらず加害者に優しく被害者に厳しい
僕もまだ子どもなのですがこういうことが僕のときに怒らなくて本当に良かったと思います。
母に会いにいったあとは元夫も会いに行くつもりだったんでしょうか?
とにかく怖くてチビってしまいました。
miyaさんはなぜこんなに話が面白いんだろう?