「足はもう大丈夫よ。ちょっとねじっただけだったみたい」
「そう、よかったっス!」
「フフ。・・・なんか、拓也ってカワイイとこあんだよね」
そう言って、リョーコは拓也を見つめるのであった。
・・・・・・・・・・・・
【突撃の朝】
カンカンカンカンカン!!
「うをぁぁぁ!!」飛び起きるアカネと綿メイ。
「オラオラ起きた起きた~朝飯できてるよ!!」
なんと、エプロン姿のリョーコがフライパンをお玉でカンカン叩いている。
「今朝はワタシが朝飯作りました。とくとご賞味あれ!!」張り切るリョーコ。
食卓のテーブルに4人分のハムエッグ、タマネギの味噌汁、サラダが並ぶ。
「味付け海苔もあるけど、食べる人~」
「ハーイ」と手を上げる拓也。
「あったかいごはんにバターを乗せて、それを醤油につけた海苔で挟んで食べると、それはもう最高級のイクラの味になるっス!!」 独特なレシピを披露する拓也。
「マジか!? じゃあワタシもやってみよ」リョーコがチャレンジする。
(なに、こいつら急に仲良くなっちゃって・・・新婚さんみたいやな) と内心アカネ
(さては・・・性の喜びを知りやがったな・・・) ニヤリとする綿メイ。
「昨日みたいに夜になったら厄介ですから、もう朝から凸しに行きましょう。オレらは仲間をまとめて少し後から行くことになります」と拓也。
「ありがと。心強いよ、拓也」とリョーコ。
朝食を終えて軽く作戦会議をしたのち、いよいよ3人娘が出発する。
空は鉛色で、重たい雲が空を覆っている。
支笏湖を周回する道路に入ったところで、「死骨っ子」と「T・M・レボリューション」のメンバーたちのクルマが合流してパッシングしてくる。
彼らのクルマでは山の麓までしか入れないのだが、応援してくれているようだった。
山の麓から先は、ランクル単騎で登って行く。目的地は目の前だ。
やがて見えてくる不気味な塀。なにかを隠すようにずっとつづくこの塀には、
昨日も確認したがやはりどこにも出入口がない。
アカネ、リョーコ、綿メイの3人がランクルからいったん降りて塀を眺める。
「じゃ、綿メイはここで待機。いつでも逃げられるようにクルマのエンジンはかけっぱでね。あとクルマの位置も逃げやすいように・・・切り返し位できるよね?」
アカネが確認する。

























Mameです。楽しんでいただけたでしょうか?
13Pで、リョーコと拓也のちょっとムフフな流れがありますが、
実は元の原案段階ではさらに長く、じっくりと、禁断のシーンがつづきました。
書き上げてとても満足したのですが・・・さすがにこれは奇々怪々からもBANされる!と思い、
校了版ではムフフの入口あたりで抑えることにしました。
いつかチャンスがあれば、「ピンクのしおり」バージョンも書きたいところです。
ま、無理かな。
Mameです。
毎度おなじみ、投稿アップしてから修正を加えております。
まだいくつか直したいところがありますが、とりあえずOKとします。