それから寺田君とよく話す様になった。
ある日。
寺田「なぁ、今日うちで遊ぼうぜ!」
僕「うん。」
初めて友人の家に行くのは初めてで、とてもワクワクしていた。
僕「わぁ、白蛇だ。初めて見た…」
寺田君の部屋には美しい白蛇が居た。
寺田「ちょっと飲み物とお菓子持ってくるから待ってて!」
寺田君は部屋から出て、僕と白蛇は二人きりになった。
白蛇は見れば見る程艶やかで美しい。そんな白蛇の中はどうなっているだろう。
僕は鞄の中のカッターを取り出し、カチカチと刃を押し出した。それを白蛇の体へ優しく当てる。
寺田「ただいま〜!ポテチとジュース持ってき…」
寺田君がお菓子を持って部屋に戻ってきた。けれど、寺田君は「うわぁ!?」と驚いて尻餅をついてしまっていた。コップの中のジュースが床に流れていく。
僕「どうしたの?そんなに驚いて。」
寺田「おい…何やってるんだよ!」
僕「中の構造が知りたくてさ。」
寺田君は手をカタカタと震え、目には涙を浮かべていた。
寺田「そいつは俺の家族なんだぞ!?」
僕「えwただの蛇だろ?w家族でもなんでもないでしょwはははっw」
この日を境に寺田君はおかしくなってしまった。
僕がメダカを眺めていると、思いっきり冷たい水を掛けられた。
寺田「いい加減やめろよ!」
僕「…」
なんでかなぁ。中がどんな物か知りたいだけなのに。なんで寺田君には伝わらないんだろう。消しゴムをカッターで削った時は何も言わなかったのに、なんでやめなきゃいけないのだろう。
毎日、毎日、寺田君は僕に酷い事をした。僕のカッターを隠したり、僕の机に落書きされた事もあった。
放課後の教室で机の落書きを拭きながら、思ったんだ。あいつは———寺田君は僕を不幸にした。
僕「死んででも、あいつを不幸にしてやる。」
それから僕はあいつを不幸にする為だけに生きてきた。
それで考えたんだ。
あいつが僕を殺せば、あいつは警察に捕まり、一生「人殺し」と言われるだろう。

























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