濱野「うん。」
俺は部屋を出て、飲み物とお菓子を取りに行く。ポテトチップスとジュースを持って、また部屋に戻った。
俺「ただいま〜!ポテチとジュース持ってき…」
そこには血溜まりと、にっこりと笑う濱野の姿があった。
濱野「どうしたの?そんなに驚いて。」
俺「おい…何やってるんだよ!」
濱野「中の構造が知りたくてさ。」
濱野の手にはカッターと、縦に裂かれた白蛇が握られている。
俺「そいつは俺の家族なんだぞ!?」
濱野「えwただの蛇だろ?w家族でもなんでもないでしょwはははっw」
濱野は、口元だけが笑っていて目は笑っていなかった。
それからあいつはおかしくなってしまった。
教室で飼っていたメダカも切り裂こうとして、俺は思いっきり濱野に水を掛けた。
俺「いい加減やめろよ!」
濱野「…」
毎回、濱野は口元だけが笑っていた。
濱野は俺がどんな酷いことをしようが、やめなかった。それどころか、口は弧を描いている。でも俺は、濱野の為に「やめろ」と言い続けた。カッターを隠したり、机に「命は無駄にしちゃダメだ!」と書いたこともあったが、効果は無かった。
それから三年間、ずっと俺は濱野に言い続けていたがやはり何も変わらなかった。その後濱野と会う事も無くなっていった。
それから約十年後の事だった。
夜、車を運転しているとあの時の白蛇と濱野がいたんだ。俺はパニックになってそのまま濱野に突っ込んだ。「ドンッ」という物凄い衝突音が鳴ったその時。
確かに俺は見た。
口元だけが笑った濱野を。
それから俺は捕まった。
俺が何をしたっていうんだ。
全ては濱野が、あいつが俺の飼っていた白蛇を殺したのが悪いのに。
ー ー ー ー ー
僕は高校に入ってすぐの頃、友達はいなく一人で過ごしていた。この日は消しゴムに死んだ愛猫の模様を彫っていた。まぁ、その猫は僕が殺してしまったのだが。
寺田「お前器用なんだな!」
同じクラスの寺田君だ。
僕「…ありがとう。」

























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