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呪い・祟り

こいたらさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

『四つ目の部屋』
長編 2026/05/14 02:31 144view

大学を辞めてから、
俺はしばらく大阪の古いマンションで一人暮らしをしていた。

二十三歳。

コンビニ夜勤と日雇いを繰り返して、
どうにか生きていた頃だ。

住んでいたのは、
十三駅から少し離れた場所にある築四十年以上のボロマンション。

名前は「桜井ハイツ」。

五階建てで、

エレベーターはない。

外壁は黒ずみ、
廊下にはいつも湿った臭いが漂っていた。

家賃は二万八千円。

風呂なし。

共同トイレ。

それでも、
金のない俺にはありがたかった。

ただ、

妙な噂があった。

「四〇三号室には誰も長く住めない」

最初に聞いた時は笑った。

事故物件なんて、
今どき珍しくもない。

実際、
俺自身もそういうのは平気なタイプだった。

だが、
入居して三日目の夜。

俺は、
最初の“音”を聞いた。

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