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不思議体験

kanaさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

ちょっと笑える不思議な話
短編 2024/12/18 21:45 258view

これは身近で起きている実話なので、これまで2度ほど怪談ネタとしても使ってきたのですが、このあいだ、ちょっとだけ笑える出来事があったので紹介します。

まずそもそもどんな不思議現象が起きているのかと言えば、「名前の不思議」が起きています。いろいろあるのですが特に日常的に起きているのが、顧客の名前がかぶる現象。
毎日ものすごい数の顧客を扱うのならいざ知らず、ウチの部署は1か月にせいぜい20~30人程度の顧客とやりとりするわけなんですが、その顧客の名前がかぶるんですね。

今週も清水さん4人とやりとりしていましたし、他に青山さん2人ともやり取りしていました。しかもこの4人の清水さんたちは1人だけが常連で、後の方は数か月、半年に一度くらいしか仕事の依頼をしてこない方たち。なのに同時に重なる。青山さん二人はどちらも初めての方。それが重なる。他の日ではなく、同じ日に重なってくる。下の名前まで含めて一文字違いなんて場合もあります。
こんな顧客たちとメールでやり取りするときは本当に神経を使います。
相手を間違えたら情報漏洩ものですし。

さて、いつものごとくメールチェックをして顧客からの依頼を受け付けます。
さっそく、木村さん、林さんときて、やがて森さんから依頼が入る。

「おぉ~、今日は木が多いよ、なんだか」
すると同僚もそれに反応。
「あっ、竹中さんから依頼です」
「ちょっと待て、竹下さんからも依頼が来たよ」
「・・・そうか、今日は竹の森林の日か・・・」

そこで落ち着くのかと思ったら
「松原さんからメールです」
「・・・松も来たか・・・あとは梅だな。梅が来れば松・竹・梅が揃うわ」

「あはは、さすがにそれはないでしょうw」

そんな風に笑っていたら・・・
「き、来ました、梅木さんからの依頼です」
「こっちも、梅津さんから来ました!」
「えっ、この人たち、新規顧客だよねぇ・・・松竹梅の森林ができちゃったよ」

「どうなってんだろね、ウチの会社」
「これはもう、今日はギャンブルやったら当たるぞコレ」

・・・と、まぁそんなことがありました。とくに怖くはないですけど、不思議。
不思議なんだけど、もう日常的すぎて慣れてしまいました。

皆さんのところでもありますか? 名前の不思議。

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関連タグ: #実話#実話怪談#山
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