これは私が小学校4年生の頃の話です。
6時間目を終えた放課後。
その日は鉛色の曇り空だったことを覚えています。
学校のすぐそばにある駄菓子屋へ、
親友の女の子と二人で行きました。
スーパーの横にあるその駄菓子屋はこぢんまりとしていて、
狭い店内には所狭しとお菓子が並んでいます。
腰の曲がったおばあちゃんが一人で切り盛りしていました、
いつものお菓子を手に取った後、
あるお菓子を発見します。
小さなチョコなのですが、オマケとして
「水転写シール」が封入されていました。
水転写シールは肌に貼るステッカーのようなもので、
肌に乗せて水をつけると、絵柄が肌に写るというもの。
そのお菓子は今まで見たことがなく、
でも絵柄がかわいかったので、
二人で一つずつ購入。
会計を終え、近所の公園へ向かいました。
買ったお菓子を貪りながら、
二人であの水転写シールをやろうという話に。
チョコを一口で食べ終え、
さっそくシールを手の甲に貼りました。
友達は左肩のあたりに貼っていたと思います。
思いのほか綺麗につけられて、嬉しかったのを覚えています。
それでしばらくブランコや滑り台で遊んでいたのですが、
そこへ顔見知りのおばさんがやってきました。
「いつも元気だねぇ。もうすぐ雨らしいから、早めに帰りなよ」
的なことを言っていたかと思います。
「はーい!」
と元気に返事をしながら遊んでいたのですが、
おばさんが目の色を変えて私の方へ近づいてきました。
どんなシールだったんだろう…
ゾクゾクしました…