いつも利用している銀行で起きた怖い話
投稿者:音松 (11)
不審者だと認識をした私は問いかけを無視しながら視界におじいさんを入れる感じでATMを操作していたのですが、両足を浮かせて深くガラスのショーケースに座っていたおじいさんがゆっくりと床に足をつけていく動きをし出しました。
「これはまずい」と思った私はすぐにATMの操作を辞め、忘れ物をしたかのように急いで車へと向かった。
察しの良い方であればお気づきかと思いますが、私はATMへ行き通帳記帳や入金をする予定でしたが、おじいさんが居たことにより危機管理能力が働き、ATMのボタンを押しただけ。
そのため通帳を入れることや入金操作は一切行わずにその場を後にしました。
銀行を出てからは急いで駐車券の手続きを行い、息をのむ間もなく急いで車を発進させた。
ふと視界に入った頭から停めている1台の車。
よく見ると高齢者マーク(もみじ・四つ葉マーク)がついていた。
ほぼ確定であのおじいさんの車でしょう。
銀行の駐車場を出てすぐのところで私は赤信号に引っかかった。
おじいさんのことが気になり私は銀行の方に目を向けた。
私が銀行を出てから1分足らずでおじいさんは外に出てきた。
銀行の扉の前で入念に左右を確認し、フラフラ。
そして銀行の駐車場の方へ行き入念に辺りを確認し、フラフラ。
銀行の近くでここまで入念に辺りを見渡したり、フラフラしている人は見たことがない。
「考え過ぎ」と思うかもしれませんが、このおじいさんはきっと私のことを探していたんだと思う。
なぜなら、私が銀行を出てから1分程でおじいさんは銀行の外に出てきて、誰かを探しているように辺りを入念に確認してフラフラしているからだ。
私が銀行を出てから1分程でおじいさんが銀行の外に出てくるのであれば私だってこんなことは思わない。
でも、その後のおじいさんの行動は明らかにおかしい。
これは予想でしかありませんが、銀行の扉の前で入念に左右を確認しているのは、銀行の外や駐輪場に私が居ないかどうかの確認。
銀行の駐車場の方へ行き入念に辺りを確認しているのは、駐車されている車に私が乗っていないかどうかの確認だと思う。
普段から私だってこんな考えを持って生活をしているわけではない。
おじいさんの言動を聞いたり、見た上で持った考えなのです。
このご時世、なにがあるか分かりません。
60~70代くらいのおじいさんでも立派な男です。
「年寄りだから大丈夫だよ」「なにかあっても勝てるでしょ」という甘い考えの方も正直居ると思います。
ATMの操作中に私の身体を触ってきたり、おじいさんが下半身を見せつけてくるわいせつ行為がないとも言い切れません。
また、強引に私の腕を掴んで周囲から中が見えない様に頭から停めている車に押し込まれて監禁されてしまうかもしれません。
たった5分程の出来事であっても、おじいさんの言動を見ているとこうした最悪のケースもあり得ない話ではなかったと私は思いました。
窓口が営業していない日曜日にガラスのショーケースの上に座って休憩するなんて””普通なら””考えられませんからね。
そもそも座る場所ではないところですし。
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