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心霊

霊感のある主婦の暇潰しさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

呪われた赤い屋根の家
長編 2026/08/17 15:18 312view

そして、近所の人たちとも少しずつ親しくなってきた、引っ越してから約1年後のことだった。

母が、興奮気味に私へ話しかけてきた。

「あそこの赤い家の両隣の一軒家、無人なんだって……」
「え?」
「赤い家の裏側も無人。空き家らしいのよ」
つまり、赤い屋根の家を中心に、両隣と裏側の家。
合わせて4軒が、空き家だった。
そして、それをきっかけに、赤い家について少しずつ詳しい話が耳に入ってくるようになった。

最初に住んでいたのは、若い夫婦だったらしい。

奥さんは黒髪で清楚な、美人の妊婦。
旦那さんも優しそうな人で、二人は幸せそうな新婚夫婦だったという。
ところが、住み始めてしばらくすると、奥さんが夜に徘徊するようになった。
近所の人たちも何度もその姿を目撃していたらしい。
声をかけると、奥さんはこう答えたという。

「旦那が夜勤だから家にいないの。一人で家にいたくない……」

大きなお腹を抱えながら、夜の道をトボトボと歩き続ける。
昼間は旦那さんが家にいるからなのか、徘徊する姿を見かけることはなかったという。

そして、住み始めて約3か月後。

奥さんは、家の階段から転落して亡くなった。
お腹の中にいた赤ちゃんも、一緒だった。

しばらくして、旦那さんは半狂乱になったという。
そして、家財道具をすべて残したまま、その家を出ていった。

その後、また新しい夫婦が引っ越してきた。
家財道具がそのまま残されていたのかどうかは分からない。
しかし、その夫婦にも奇妙なことが起こり始めた。
しばらくすると、今度は新しい奥さんが、

「赤ちゃんの泣き声が聞こえる」
と言い始めたという。
夜になると、どこからともなく赤ちゃんの泣き声が聞こえる。

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