小学生の時におまじない手帳というものが私達のグループで流行っていた。
元々はオカルト好きの女子が広めたもので自分達の知ってるおまじないを書いて仲良しグループの内で共有するためのものだった。
私もそのグループに所属していてよく見せてもらっていた。
好きな子ととなりの席になれるおまじない。
体育の時に雨が降るおまじない
夕ごはんがカレーライスになるおまじない
内容は小学生らしい微笑ましいものばかりだった。
こっくりさんとかひとりかくれんぼみたいな有名で危険なものも誰かが見つけてきて書かれたこともあったがこれを真似したら呪われることは小学生でも知っていたから誰もやらなかった。(多分)
ある日、おまじない手帳に願い事が叶うおまじないが増えていることに気が付いた。
方法のところに目をやると、
このおまじないは別名:十二御膳ともいいます。
理由は12種類の料理を神様に捧げて代わりにお願いを叶えて貰う儀式だからだよ。
まずは木製の御盆を用意してそこに12枚小さいお皿を並べるよ。
4枚ずつの列を3つ作ってね。
次にこのお皿に料理を載せていくよ。
用意する料理は何でも良いけど肉料理は少なめ、野菜料理が多め、魚料理は絶対入れないでね。あと用意するのは難しいかもだけどお酒もあると嬉しいな。
ここが一番大事なんだけど一番右上のお皿には何も入れないで。
お酒がある時はこのお皿の近くに置いてね。
ここまで準備出来たらあと少しだよ。
左手前のお皿の料理から一口ずつ食べてね。
最後の空のお皿まで来たら目を瞑って神様を呼んでね。
そうしたら神様が話しかけてくれるよ。
手帳にはこう書いてあった。
やけに凝ったおまじないで多分、オカルト好きの子が見つけて来たんだろうと思った。
私は同じグループの子にこのおまじないについて話した。
その子は目を輝かせて今日帰ったら試してみると言っていた。
私も帰って母親に相談したがバカな事言ってないで宿題やりなさいと言われて協力してもらえなかった。
結局、私は試せなかったけどあの子はおまじない試せたかなぁと思いながらその日は眠りについた。
次の日、学校に行くとあの子の母親が恐ろしい形相で教室のあたりに立っていた。
そして私を見つけると凄まじい勢いで詰め寄りこう言った。


























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