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不思議体験

キミ・ナンヤネンさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

幼馴染の話
長編 2026/07/15 02:31 190view

僕はMの消えゆく目をただ見つめることしかできなかった。

同じように、Mも僕を見つめてはいたが、もう何も言葉は聞こえなかった。

僕はここで、お互いの気持ちにやっと今気が付いたのだ。

Mが嘘をついてまで僕と同じ高校を受験していた理由さえも。

しばらくして、とうとうMの体は完全に消えてしまった。

僕は何か幻でも見ていたのではないかとしばらく呆然としていた。

ふと我に返ると、手にハンカチを持っていることに気が付いた。

ハンカチを両手で広げてみると、不意につむじ風が吹いてハンカチを空中へさらっていった。

思わず手を伸ばしたが、ほんの少し届かなかった。

ハンカチは空中で粉々になり、すぐに風の中へ溶けていった。

ベンチに座りなおしてコーヒーを飲み干すと、Mの母からLINEが入った。

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