優斗がスマホを見ている。
普通の映像。
二時。
通知音。
優斗が驚く。
その瞬間。
カメラ映像の奥。
キッチンの暗闇に。
何かが立っていた。
真っ黒な人影。
顔はない。
目もない。
しかし確実にこちらを見ている。
優斗は動画を停止した。
心臓が暴れていた。
昨夜。
部屋には誰もいなかったはずだ。
—
警察に相談した。
だが映像は不可解だった。
なぜなら。
警察官のパソコンで再生すると。
その人影が映っていなかった。
優斗のスマホで見ると映る。
警察のパソコンでは映らない。
「疲れてるんじゃないか?」
そう言われて終わった。
—
それから通知は増えた。
二時だけではない。
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