何が起きたのか、同僚達は何を見たのか?
なぜ指が無いのか、わからないことばかり。
とりあえず、家に帰ろう。
ドアを開けて驚愕した。
私の部屋は確かにゴミ屋敷となっていた。数日のゴミの量じゃない。
彼女の存在はもちろん無かった。
彼女はどこに?
急いで、電話をかけたが、繋がらない。
何もわからないまま時間だけが過ぎた。
数日の休みの間に部屋を片付け、仕事も復帰することになり、徐々に普通の生活に戻りつつあった。
私のルーティンも完全に復活した。
「帰ってお風呂にでも入ろう。」
そう思いながら部屋のドアを開けるとそこには彼女があの時と同じように立っていた。
「おかえり。お風呂にする?ごはんにする?それとも、私のところに来る?」
私は恐怖を感じた。
「俺に、な、何をした!今までどこにいた?お前は一体なんだ!」
一気に不満が爆発した。
しかし、あるものを見て一瞬で血の気が引いた。
笑顔の彼女の手には数本の人間の指が握られていた。
もう片方の手には小さな針のようなものを持って今にも刺してくるかのよう。
私は部屋を飛び出した。
交番へ駆け込んだが部屋に戻った時にはすでに彼女の姿はなかった。
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