友人から聞いた話。
私の友人は仕事の関係で引越しをすることになり、不動産を回り部屋を探していた。
家賃が安いとこないか?と私も聞かれたが、
「知らないよーある程度妥協しろよ…」
などと言い早く部屋を見つけるように伝えた。
数日後、部屋が見つかったと連絡がきた。
家賃も安く本人は大満足してる様子だった。
しかし、いくらなんでも安過ぎる…私はそう思い友人に尋ねた。
「おい、そこの部屋、大丈夫なのか?訳あり物件だろ!絶対!」
「まぁ、多少訳ありみたいだ!でも、俺、全然そんなの気にしないし、わからないから。」
後から後悔することになるからやめろと散々言ったが、説得させることができず、
「気をつけろよ」と伝えて話を終えた。
数ヶ月後
仕事が忙しく、友人との連絡は途絶えていた。
そんなある日、久しぶりにあの友人から連絡がきた。
「久しぶりだな!元気か?」
「………まぁ………」
「どうした?」
ふと、訳あり物件だったことを思い出した私は、
「まさか…部屋で何かあったか?」
無言の間があった。
それだけで何かがあったのだろうと予想はついた。
「実はさ…訳ありだっただろ?部屋。」
弱々しく小さな声で話し始めた。
「実はさ、部屋を紹介された時、上の階がうるさいんですが大丈夫ですか?と言われたんだ。子供でもいるのか?若者がいるのか?とその時は思った。大して深く考えなかったんだ。
でも、よくよく考えてみたら上の階なんて無くて、住んでる人なんかいないと気づいたから、上に誰も住んでませんよね?って。そしたら、はい。それでも良ければお部屋をご紹介します。と。」
友人は部屋の安さと早く決めたい気持ちが強く、部屋を決めたらしい。
「霊感とか無いし、そういうのと無縁だと思ってたんだけど…実際、住み始めたら、「ああ…これか」っていうのがわかって。昼間とか夜とか時間とか関係なく突然子供達が遊んでる声や大人の笑い声とかが聞こえてくるんだ。初めのうちは気にしてなかったんだけど、だんだんとイライラしてきて、「うるさい!」って言ったんだ。そうすると声がしなくなってその日のうちは静かになるんだ。一回、注意すればいいだけか!とその時は思ったんだけど…」
「霊に注意するとかお前すごいな…」
と少しでも和めばと思い、そう言うと、
「はは…初めのうちはな…だけどさ、こっちが怒られてさ…」
「えっ?怒られた?」
霊に怒られるって意味わからんと思っていると、
「いつものように笑い声聞こえてきたから、うるさい!って言ったんだ。そしたら、その次の日あたりから今度は泣き声に変わって…泣き声にもうるさい!って言ったら…」
「言ったら?」



























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