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不思議体験

たちさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

やっと会えた
短編 2026/06/01 12:27 169view

両親が離婚をし、幼かった私は母に連れて行かれ2人暮らしをしていた。
生活は苦しく、とてもじゃないが裕福な家庭とは程遠い暮らしをしていた。
しかし、母は私に寂しい思いをさせまいと私とたくさん遊んでくれたり、いろんなところに連れて行ってくれたりと努力してくれていた。
幼いながらも母の想いを感じ取っていた私は、
「早く俺も大きくなって、働いてたくさんお金を渡そう。そして、美味しいものをたくさん食べさせてあげよう」と心に決めていた。

月日が流れ
中学生になった時に母が突然入院することになる。
「ごめん!ちょっと休めば大丈夫みたい!」
心配させまいと気丈に振る舞っているのは中学生ともなればわかる。

なぜ、貧乏人はいつもこんななんだ。

なぜ、必ず不幸になる。

そんなことばかりを思いながら母の看病をしていた。
入院中は親戚のおじさん、おばさん達がお見舞いに多く訪れてくれた。
笑顔で元気な姿をお見舞いに来てくれた人達に見せては、
「すぐに退院するから」と周りに伝えていた。

母の容態も徐々に安定してきたある日のこと。
学校が休みだった私は朝から母の近くで過ごしていた。
「ちょっと、トイレ」
そう言い、部屋を出てトイレに向かう途中に病室に向かう人とすれ違った。
見たことのない、何ともいえない雰囲気の人でした。

病室はフロアの端なので、すれ違った先には母がいる病室しかない。
「お見舞いの人か…」そう思い、トイレに向かった。
トイレから戻ると病室には誰も居なく、母がベットで寝ていた。
「寝てたから帰ったのかな…」とその時は思いました。

夕方に母が起きてから聞いてみましたが誰も来てないよ。と覚えてない様子だったので、それ以上は詳しく聞くのをやめました。

そして、その晩に母の容態が急変しあっという間に亡くなってしまいました。

先生や看護師の方々は口々におかしいなと小さな声で話をしているのが聞こえてきたのを覚えている。

悲しみと喪失感の中、

なぜだ…先生も大丈夫と言っていたのに…
あんなに元気そうだったのに…
なんで、いきなり…

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