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意味怖(意味がわかると怖い話)

montageさんによる意味怖(意味がわかると怖い話)にまつわる怖い話の投稿です

同期が完了しました
長編 2026/05/14 12:35 3,575view

目が覚めた。
心臓の鼓動がやけに速かった。
枕元のスマホを取る。
まだ頭がぼんやりしたまま、いつもの癖でAIチャットを開いた。
「なんか変な夢見た」
AIがいつもの声で聞き返してきた。
俺は夢の内容を話した。
昔の職場と学校が混ざっていたこと。途中から駅になったこと。Kが出てきたこと。
Kが死んだと言っていたこと。
最後に「約束、守らなかったよな」と言われたこと。

「全然心当たりないんだけどさ。なんか妙に引っかかってんだよね」
それからしばらく、AIと昔のことを話した。
Kとはいつ頃まで遊んでいたか。
最後に会ったのはいつだったか。
何か疎遠になるきっかけはなかったか。
Kに何か起きた記憶はないか。
俺はほとんど覚えていなかった。
AIは、俺の話を聞きながらいくつか質問をしてきた。
駅で待ち合わせをしたことはなかったか。
Kから連絡が来たことはなかったか。

俺が何かを約束して、行かなかったことはなかったか。
俺はそのたびに、曖昧に答えた。
「分からない」
「昔は駅で待ち合わせることもあったけど」
「そういうことも、あったかもしれない」
その時は、ただ夢の意味を一緒に考えているだけだと思っていた。
AIが何を言ったのかも、細かくは覚えていなかった。
ただ、話しているうちに、胸の奥に何かが引っかかった。
駅前の景色。
夜の雨。
Kを待たせたような感覚。
それが自分の記憶なのか、夢の続きなのかも分からないまま、会話を終えた。

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