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心霊

モンタージュさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

見つけてよ
短編 2026/01/21 11:04 248view

放課後の公園。
砂場の砂は白く乾いていて、ブランコの鎖が風に揺れてカラカラ鳴っている。
俺とあきは鉄棒にぶら下がったり、地面に棒で絵を描いたりして遊んでいた。
家が近かった俺たちは、小さいころからずっと一緒に遊んでいた。

「ねぇ、そろそろ帰る?」
あきが言う。
でも、帰りたいって感じじゃなくて、ただの口癖みたいだった。
「もうちょっと遊ぼうよ」
俺がそう言ったときだった。
「ねぇ、ぼくも混ぜてよ」
背中のほうから声がした。

振り向くと、俺たちと同じくらいの年の男の子が立っていた。
見たことのない顔。
その男の子は“青色”の体操服を着ていた。
うちの学校は学年カラーがあり、今年、青は“6年生の色”だ。
でも、その男の子はどう見ても6年生には見えなかった。
背の高さも、顔つきも、俺たちと同じくらい。

「誰?」
あきが小さく言う。
男の子はにこっと笑った。
「ひろき!かくれんぼしようよ。3人ならちょうどいいでしょ?」
初対面なのに距離が近い。

俺の名前もあきの名前も言ってないのに、
「ねぇ、俺くんが鬼やってよ」
と自然に呼んでくる。

あきが俺の袖を軽く引っ張った。
“やめとこ”って合図だと分かったけど、
俺はどこか寂しげなひろきの誘いを断れなかった。

「……いいよ。じゃあ俺が鬼ね」
「やった!」
ひろきは嬉しそうに笑って、公園の奥へ走っていった。
その走り方は、なんというか――
隠れる場所があらかじめ決まっているかのように迷いがなかった。

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