人間の意味

昨日３人でやった「かまいた○の夜」も、今日３人でやってる「サイレントヒ○」も、部活動の一環である。
まぁ活動内容は「心霊現象についての考察会議と実践」みたいな感じで提出している。
膨大な部費が掛かる訳でもないので、この報告さえしていれば基本は存続できるという緩さだ。

翌日。昨日、サイレントヒ○がエンディングに到達してしまったため、今日はやる事が無かった。

（部室の掃除でもするかな・・・）

と思っていたところに朱莉が言った。

朱莉「聞いてくれ。お前達人間って何だと思う？」
俺「始まったなぁ」
茉莉「始まったねぇ」

俺「暇を持て余した」
茉莉「神々の」
朱莉「遊び・・・じゃなくてだな！人間の言葉の意味だよ！！」

朱莉「んっん！！人間・人と２つの呼び方が有るだろう？」
俺「まぁ・・・そうですね」
茉莉「だから何？」

朱莉「犬・猫・鳥などには、「間」と言う言葉は無いのにな？」
俺「あ、確かに人にだけ、人間っていう呼び方が有りますよね」
茉莉「だから何？」

朱莉「これは何故か・・・気にならないか？あと茉莉はもうちょっとお姉ちゃんに興味を持とうな？」

朱莉「私の調べによるとだな、「人間」とは「人の住むところ。世の中。世間。人が生きている人と人の関係の世界。またそうした人間社会の中で脆くはかないさまを概念的に表す。仏教用語。という事らしい」

俺「ソースは？」
茉莉「ソースはよ」
朱莉「うるせぇ！！Wiki○ediaだよ！！！！」

朱莉「何が言いたいかと言うと、別に人以外でも、同じ種類の生物が揃えば、○間。になるはずだと思うんだが、人間以外の生物だと、「○○類」「～の群れ」や「～の仲間」などで一括りにされる」

朱莉「お前達「人間」と言うのは何か特別な意味合いが有るんじゃないか・・・？と思うんだが、どうだろうか？」

俺「なるほど・・・言いたい事は何となく分かりました」
茉莉「なるほど・・・今日のおやつはポテチを所望します」