これは私が小学生の時に体験した不思議な話です。
私は小学生の時外遊びが大好きで、空き地があれば探索に行っていました。
特にお気に入りだったのが祖母の家の裏の空き地でした。
不思議な体験をしたというのはまさにこの空き地です。
背の高い雑草などはなく、ボール遊びや砂遊び、花火などができる思い出の多い場所です。
その日は一人で遊んでおり、天気も晴れていて、そこにあるものすべてを観察していました。
観察していたものの中でも、この3つに目が行きました。
・排水管
・亀の甲羅
・サッカーボール
亀の甲羅は、中身がなく不気味でした。
排水管は、縦に飛び出て水が溜まっています。
サッカーボールは、何もない空き地に存在感があります。
この日は、飛び出た排水管に石を入れたり、木の棒で深さを図ったりして遊んでいました。
帰り際、縦に伸びた排水管にサッカーボールを乗せて家に帰りました。
ジャストフィットだったもので、つい……
翌日、同じ場所へ行くと亀の甲羅、排水管は前日と同じように元の場所にあるのですが
排水管に乗せたはずのサッカーボールがありませんでした。
周囲を探して見ると、移動させる前の位置にサッカーボールがあるのです。
なぜ?と気味が悪くなりそれからその空き地が怖くなりました。
近寄ったり遊んだりすることもなくなりました。
そこから20年経った今、空き地にはアパートが建っています。
この話を母にしました。
「今でも夜はその空き地を見れないほどの不気味さを感じる」
すると、母から驚きの返答がありました。
「そこ、霊道ってAさんが言ってたよ」
鳥肌が止まらないのと同時に、この言葉にならない不安感の意味がやっと分かった気がしました。
俗に言う「あっちの世界」に私はあの日足を踏み入れてしまっていたのでしょうか。
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