村営の割と新しい宿に泊まった時のこと。
ベランダ窓の前には蜜柑畑だと思うが広がっている。そこは居間でTVもあり、仕切りのない木の床の隣に自炊できる簡単なキッチンもある。居間の部屋の木の扉の奥は床式の少し高いベットの様な布団が敷かれている。
夜も更けて、熟睡していると金縛りで目が覚めたが、目は開いていない。風が吹いてきて悪寒に不気味がよぎる。その風のような固まりにお爺さんの悔しくて騙された怒りの念が襲ってくる。
まるで首を絞められそうだ。
このままでは自分が危ない危険を感じ、動けない体を必死に転がるように居間の部屋に逃げ込んだ。目も開き意識も戻り金縛りが解けて、ホッとした。
あれは何だったんだろう?
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居間で旦那はTVを見てました、その時。自分に起きた事は話ました。何事も無い安心感に安堵しました。?