宿の事故部屋

一年前から予約していた日本酒の受け取りの時期が近付き、以前泊まった宿は露天風呂にお酒が無料で提供されていました。親を連れて3人で泊まろと予約を取ろうと電話したら、最初は満員で断られ他を当たろうと思った時、少し待って下さいと。
　これが最悪に近い始まりでした。
露天風呂でお酒は飲めました。美味しくは無いですが、気分だけは楽しむ事は出来ました。
　泊まるたびに、寂れた感じが増す宿でした。
　最後に泊まった頃には、お酒の提供撤廃になってます。

当日到着して、部屋に入った時値段の割には小さ目の部屋で、何よりも信じられない事に床の間に一本の御線香が置いたままです。それも燃え切らず、数分後に火が消えたようです。どう見ても、オシャレ香のお香には見えません。
　片付けるのを忘れたのか知らないけど、決して良い気持ちはしません。
中居さんが部屋まで案内したり、お茶を出すサービスはない宿でしたので。
何事もなかったので良かったですが、夜中に目が覚めた時の事、部屋の中は、薄燈はついてけていたので天井はハッキリと見えます。完全に目も覚めていて意識もしっかりしていました。その天井が渦を巻く様にグニャ〜とまがって2度程見えたので、ここで亡くなった人の体験の一部に同調したのかも知れないと、ふと思いました。
目をそらし朝を待つのみでした。