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呪い・祟り

モンタージュさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

ブラックメール
長編 2026/07/16 16:44 428view

その日の放課後。
俺とケンジとタクヤは、
なんとなく連れ立ってシュウの家へ向かった。
謝るつもり半分、
本当に誰かがやってるのか確認したい気持ち半分だった。
シュウの家は、
学校から少し離れた古い団地だ。
呼び鈴を押すと、
しばらくして母親が出てきた。
「……学校のお友達?」
「あ、はい。
シュウ君いますか?」
すると母親は、
少し困ったような顔をした。
「帰ってきてから、
部屋から出てこなくて…」
嫌な感じがした。
部屋に通されると、
シュウはベッドの上で携帯を握ったまま座っていた。
俺たちを見るなり、
シュウは小さい声で言った。
「……お前らじゃ、ないんだよな?」
「だから違うって」
ケンジが少しイラついたように返す。

するとシュウは、
黙って携帯を差し出してきた。
受信フォルダ。
そこには、
全部同じアドレスから来たメールが並んでいた。
“s-onlylove@✕✕✕”
件名は無題。
本文だけ。
「今日も川行った?」
「まだ見つからない?」
「なんであの日、
ひとりで帰ったの?」
「ちゃんと答えて」
俺は、
最後のメールで手が止まった。
「橋から見てたよ」
部屋の空気が、
一気に冷えた気がした。
「……なんだよこれ」
タクヤが、
真顔で言った。
シュウは俯いたまま、
小さく呟いた。
「俺、知らないんだよ…

こんなの…」
「川って何の話だよ」
そう聞くと、
タクヤは少し黙ってから、
ゆっくり口を開いた。
「……覚えてない?」
「何を?」
「2年前。
ウチの中学の人、
……死んだろ」
その瞬間、
俺はうっすら思い出した。
確か、
一個上の先輩だった。
男子生徒が、
川で死体で見つかった。
当時かなり騒ぎになって、
一週間ぐらい全校集会でも話が出ていた。
「……あぁ、いたな」
タクヤは、
携帯を握る手を震わせながら言った。
「死ぬ前、
“ミサキ”からメール来てるって、
ずっと言ってたらしいんだよ」

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