リョーコが読んでみる。
「ワ、ワーニング・・・ディス アレア イズ プリバテ・・・なんだ?」
「す、すげぇ、リョーコさん英語できるんすか!!」リョーコを尊敬のまなざしで見る拓也。
綿メイが横から口をはさむ
「警告・・・この区域は私有地である。無許可の立ち入りは厳格に禁止されている。当敷地は治外法権の制限区域として指定されており、日本国憲法およびすべての一般的な民間法は、この区域内では適用されない。侵入している者は発見され次第、即時に拘束される・・・。って書いてあるにぇ」
「そうそう、それよそれ。綿メイ賢いやん~」
「英文の下に日本語で書いてあるンゴ」
「あっ、ほんとだ。いや~バイリンガルだと、つい英語が先に目に入るんだよねぇ~」
「さすがです、リョーコさんっ!!」
「どこか、中を覗ける場所はないかしら・・・ちょっと降りてみない?」
アカネの提案に、全員いったんクルマを停めて降りてみる。
辺りを見回したり少し歩いて塀の様子を見るが、入口らしきものも、中を覗けるような窓も隙間も見当たらない。
そろそろ夕暮れ時となり、あたりが少しずつ暗くなってくる。
暗くなってはじめて気づくことがあった。
塀の中から紫色の光が漏れ出ているようなのである。
周囲の空間がなんとなく紫色に染まりつつある。
「よし!アカネ、ちょっと肩貸して!! 私がスマホで塀の中を撮影してみるよ!」
リョーコがアカネに肩車をしてもらい、手を伸ばしてスマホのカメラをかざしてみる。
だが、あと少しというところで届かない。
「クソッ!」悔しがるリョーコは、アカネよりもさらに背の高い拓也に目をつける。
「ねぇ、ちょっとワタシを肩車してくれない?あんただったら塀の上まで届きそうだ」
「か、肩車ですか・・・わ、わかりました! 乗ってください!!」
リョーコを肩に乗せて立ち上がると、なんとかスマホのカメラが塀の上まで出ることができた。リョーコはまずムービーにしてスマホをパンし、中の様子を撮影してみた。
拓也の肩に乗ったまま、今撮ったムービーを確認してみるが、紫色の照明の中になにかゴロゴロしたものがたくさんあり、奥には建物らしきものもあった。
コンクリートでできた平屋建てで、日本と言いうよりどこかアメリカの施設のような、そんな印象を受けた。
「暗くてイマイチだな・・・よし、フラッシュ炊いて写真も1枚撮ってみよう」
「もう1枚いくよ、拓也。前に行って」
「アイヨっ!」
リョーコが腕を伸ばして「パシっ」とスマホでフラッシュ撮影をする。
その瞬間!!























Mameです。楽しんでいただけたでしょうか?
13Pで、リョーコと拓也のちょっとムフフな流れがありますが、
実は元の原案段階ではさらに長く、じっくりと、禁断のシーンがつづきました。
書き上げてとても満足したのですが・・・さすがにこれは奇々怪々からもBANされる!と思い、
校了版ではムフフの入口あたりで抑えることにしました。
いつかチャンスがあれば、「ピンクのしおり」バージョンも書きたいところです。
ま、無理かな。
Mameです。
毎度おなじみ、投稿アップしてから修正を加えております。
まだいくつか直したいところがありますが、とりあえずOKとします。