痩せない理由
投稿者:オバケ倶楽部 (8)
去年の夏の出来事です。
最近、自分のお腹周りが気になり始めウォーキングを始めた頃でした。仕事柄、昼間から21時頃まで忙しいので早朝か深夜の時間帯で歩くと決めました。しかし早朝の眠気に勝てず、いつも深夜に小一時間ほど歩いていました。
学生時代によく聞いていた歌を聴きながら車も人通りの少ない道を歩くのはなんだか気持ちのいい物でした。数か月が経った頃、深夜になっても気温が下がらずいつも以上に汗をかく毎日でした。内心、「たくさん汗もかいて節制した生活送っているのだからいくらか成果は出ているだろう」と…
しかし、体重は増えていました。
体重計でも壊れているんじゃないかと思うほど体重は増え、不思議でした。体重が増える事を会社の同僚にオモシロ話として話しました。すると大概の人は笑ってくれました。しかし、一人だけ笑わずに神妙な顔をした人物がいました。
仮にAさんとします。私はAさんに「どうしたの?」と声をかけました。するとAさんは「体重が増える原因は後ろにいる女性のせいだと思う」と神妙な顔のまま小さな声で話して区ました。私は、Aさんの冗談だと思い笑って済ませました。Aさんの話にちゃんと耳を傾けておけばよかったと、すぐに後悔します。
状況が変わったのは、私が同僚に話したオモシロ話は、部長の耳にまで届いた事です。部長は私に「ウォーキング中の動画を撮る条件で、3日で1kgでも痩せたら金一封をあげるよ」と持ち掛けてきました。もちろん、私が歩いている姿を見てみんなで笑う魂胆なのはわかっていました。しかし、金一封に引かれた私は快諾してしまいました。
まさか、あんな恐ろしい映像が写るとも思わずに…
部長と話した夜から、いつもより長い距離をウォーキングしました。ダメ押しで筋トレの回数も増やし、サウナで汗も流しました。最終的には2日目の夜から体重測定するまでの間、何も食べずに過ごしました。
私は「さすがにここまでやれば痩せているだろう」と思っていました。
仕事が終わり、体重測定の時間が来ました。私は運動も軽い断食もしたから痩せていると思っていました。しかし、体重計を目の前にすると軽く緊張をしていました。ゆっくり体重計に乗るとなんと…
5kgも太っていました。
部長を含め全員大爆笑しています。しかし前回と同じく、Aさんだけは笑っていません。部長は私に「ウォーキング中の動画を見せてみろよ」とまるで私がウォーキングしていないと決めつけた言い草でした。私は少しムッとしながら会社のTVに携帯をつないでウォーキング中の動画を流しました。
全員、「ちゃんと歩いているな」と感心してくれました。しかし、一人の同僚が「再生時間長すぎないか?」と異変に気付きました。私は「普段より長く歩いたからかな」と答えました。しかし、時間表示は6時間を超えています。Aさん以外は「停止するの忘れたんじゃない?」とはなしていました。私含め全員気になったので残り5分まで早送りしました。
2時間ほどはウォーキング中の映像でした。あとは、帰宅してシャワーを浴びに行く私の姿。サラダを食べる私の姿。と普段通りの私の姿が流れています。間もなく、電気を消して就寝する私の姿。
眠りについた頃から誰も予想していなかった映像が流れました。
映像の内容は朝方、私がゆっくりと起き上がり冷蔵庫を開けてムシャムシャと食べ物を食べている姿を見て全員が黙ります。なぜなら、私は眼を閉じて信じられないほど大きな口を開けて食べ物を食べているからです。まるで、何かに憑りつかれた人でした。
親と同居していたため、冷蔵庫には食べ物はたくさんありました。しかし、自分が無意識で暴食を行っていたなんて信じられません。動画が終わるタイミングで、みんなが悲鳴を上げました。理由は、私に被る感じで女性の姿が映ったからです。
写っている時間は、2秒ほどでした。しかし、はっきりと写っていました。確実に私と同化していました。AさんはTV画面を見つめながら、「ほらね、だから言ったでしょ」と呟きました。
翌日、急いでお寺にお祓いをしに行きました。なにも状況を説明していないお坊さんから「戦時中に飢えに苦しんだ女性が憑いている」といわれゾッとしました。
怖い(゚Д゚)。
ぬ〜べ〜でもあったなこんな話
怖い😰
幽霊版サナダムシですな。
そんな霊ならお相撲さんにでも憑けばいいのに。
ある意味すごく怖いw
これが「餓鬼」という靈ですねΣ(゚Д゚)
真に怖ろしいのは、
眠りに就いた後〜ムクっと起きて冷蔵庫まで行き、暴食する様を撮影し続けてる者の存在かと!