アカネが応える。
「アタイは長距離ドライバーやってんだけど、今日は観光っていうか、人探しをしてんだ」
そう言ってスマホの写真を見せた。
「この男の人を探してる。見覚えはないかい?」
男が応える。
「見覚えはねぇが・・・長距離と言えば・・・2か月くらい前だっけ、ここに長距離用のトラックが乗り捨てられてたことがあったなぁ・・・なぁ、そうだよな?」仲間に問う。
「本当かい? トラックを直接見たんだね! 何か変わったところはなかったかい?」
「そんなことよりよぉ~オレらと遊びに行こうぜ! イイトコ案内するからさ」
「はぁ~面倒クセェな!ナンパかよ!」後ろからイラついた顔のリョーコが出てくる。
一瞬たじろぐ男たち。
が、その後ろからタバコをふかしていた二人の男が割って入ってきた。
「すまねぇな。悪気はねぇんだ。こいつら遊びたいサカリでさ。オレは拓也。この辺じゃ最速って言われている走り屋集団『死骨っ子」のリーダーだ」
目が点になるリョーコ
「チョイ待った。このあたりの最速はウチら『T・M・レボリューション』だぜ!」
と、もう一人の男が話を折った。 (※T:たる・M:まえ)
「フン、それは俺たちに勝ってから言いな」
「なんだとてめぇ」拓也の胸ぐらをつかむT・Mのリーダー。
「ハチロクはいないの? 豆腐屋のハチロクは」
とぼけた質問をぶっこむ天然の綿メイ。
「い・・・いや・・・」なんだか気がそがれた走り屋たち。
「アタシはリョーコ。元関東豪遊学連第14代総長を張ってたモンだ。アンタら地元には詳しいんだろ? 頼む。アカネの人探しにチカラを貸してやってくれないか?」
そう言って胸元から写真を取り出して男どもに見せつけた。
「なめんなよ」と金色の刺繍の入った真っ赤なチョウラン姿で、木刀を持ったリョーコが写っていた。その横にはウンコ座りしているアカネも写っている。
「こ、これはおみそれしやした。知らぬこととはいえ、お恥ずかしいところを・・・」
「オイ、テメェら、ボケっとしてないで挨拶しろ!!」拓也が号令をかける。
「チェイースッ!!」男どもが全員90度のオジギでリョーコに頭を下げる。
話は元に戻る。
「オレらがトラックを見たのは深夜さ。いつものように攻めようとココに集まったら、トラックが停まってて・・・」























Mameです。楽しんでいただけたでしょうか?
13Pで、リョーコと拓也のちょっとムフフな流れがありますが、
実は元の原案段階ではさらに長く、じっくりと、禁断のシーンがつづきました。
書き上げてとても満足したのですが・・・さすがにこれは奇々怪々からもBANされる!と思い、
校了版ではムフフの入口あたりで抑えることにしました。
いつかチャンスがあれば、「ピンクのしおり」バージョンも書きたいところです。
ま、無理かな。