「そんなバカな・・・って言いたいけど、あのざわつきはそうとも言える音だったわね」
「そうそう、そのフラッシュ炊いて撮った写真がコレね」
リョーコが写真を開く。
「・・・誰か写ってるよ。スマホに気づいてこっちに向かってきてるみたい」
「えっ!・・・んんんん・・・」アカネは写真に写っているという人物を拡大したまま凝視している。
「草薙さんに似てるかも・・・」
「ええっ!!」みんながアカネの顔を見つめる。
「そうか」綿メイがなにか納得したような声を発する。
「あの看板に、侵入している者は発見され次第、即時に拘束されるって書いてあったよね。草薙さん、もしかしてUFOに追われて山道に逃げ込んだ挙句、あそこまで行って、塀の中に逃げ込んだんじゃないかな?」
「ほう・・・」
「だから、UFOからは逃げられたけど、あの施設内から外に出られないんだわ」
「そんな誘拐みたいなことしていいの!? 警察呼ぼうかしら!」アカネが激怒する。
「あの看板には日本国憲法は効かないって書いてあったよ」
「そんな・・・」
「・・・てことは、てことは~~~」リョーコの目がギラリと光る。
「あの施設を襲って塀もぶっ壊して突入して、草薙さんを奪取して帰っても、警察は手出しできないってことよねぇ~」
「えええ~さすがリョーコさん、俺たちとは器が違いすぎるぜ」感心する拓也。
「ねぇ・・・拓也~。あの塀をぶち破るのに電動丸ノコとか、バールのようなものとか、はしごとか、そーゆーの手配できるトコある?」
「任せてください、リョーコさん、うちらのメンバーに工務店勤務のやつもいますし、すぐ手配させます!」
「くぅ~拓也~頼りになるわねぇ~」
「任せてくださいーへへへ」
やがて夜も更け、宴会は終了。今や気心の知れた「死骨っ子」メンバーたちも
後片付けをして帰っていく。いつもやっているんだろう。慣れた手つきだ。
アカネたち3人娘はというと、まるでトトロに出てくるようなお風呂に一緒に入り、ひとしきり「キャッキャうふふ」してさっぱりしたところで客間の布団に寝っ転がった。
「リョーコ・・・明日本当に暴れる気?」アカネが聞く。
「あぁ・・・相手しだいかなぁ。まずワタシとアカネで侵入して、話つけよう。ダメだったら・・・その時は、だな」
「あのざわざわいう変なキャベツみたいなのは?気持ち悪くない??」
「所詮植物やろ。・・・サラダにして食ってやるわ。ドレッシング持って行こ」
「ぷはは、リョーコらしいわ」























Mameです。楽しんでいただけたでしょうか?
13Pで、リョーコと拓也のちょっとムフフな流れがありますが、
実は元の原案段階ではさらに長く、じっくりと、禁断のシーンがつづきました。
書き上げてとても満足したのですが・・・さすがにこれは奇々怪々からもBANされる!と思い、
校了版ではムフフの入口あたりで抑えることにしました。
いつかチャンスがあれば、「ピンクのしおり」バージョンも書きたいところです。
ま、無理かな。
Mameです。
毎度おなじみ、投稿アップしてから修正を加えております。
まだいくつか直したいところがありますが、とりあえずOKとします。