「いや、全然気にしないでください。そうだジンギスカンでもやりましょうよ。オレ、リョーコさんの武勇伝もっといろいろ聞きたいっす!」
「はぅっ(トゥンク💛)」
「食べたい食べたい食べたい」
「そう・・・じゃあお言葉に甘えちゃおうかしら」
拓也の家で、時ならぬ宴会が始まっていた。
「死骨っ子」メンバーたちもN町まで買い出しに行き、拓也の家に集まってきた。
「さぁ、どんどん食べてください、飲んでください。N町のジンギスカン最高でしょ?」
肉に玉ねぎ、ピーマン、もやしと、独特な形状のジンギスカン鍋にどんどん盛り付ける拓也。ビールもどんどん開ける。
「ぷは~最高だわ~。もう東京戻りたくない~」
「うんめェェェェェ」
「綿メイが羊になったwww」
「リョーコちん、さっき撮ったムービーとか見せてよ」
綿メイがリョーコからスマホを受け取って、ムービーを開く。
紫色の光の中になにかがゴロゴロと・・・なんというか、1メートルくらいありそうな大きなキャベツとでも言おう物が所狭しと並んでいる。キャベツとちょっと違うのは、葉っぱがくるくると丸まって上の方につるが伸びている感じになっており、そんなものは誰も今まで見たことがなかった。本業が農家である拓也でさえ、一度も見たことのないものだった。
「それにしてもこの紫の光ってなんなんだろうね。不気味だわ~」
アカネの疑問に綿メイが応える。
「これは以前聞いたことあるわ。光の三原色って知ってる? RGBって言うでしょ?
レッド、グリーン、ブルーね」
「うんうん」
「植物って緑色してるでしょ? あれはつまり、光の三原色の中のグリーンを反射しているから緑色に見えるのよ」
「うんうん」
「要は、植物たちが成長するために必要としている光はグリーン以外のレッドとブルーってことになるわよね。この波長の長いレッドと短いブルーの光を同時に照射すると、人間の目には紫色に見えるのよ。よう知らんけど。あはは」
「へぇ~綿メイは賢いなぁ~。で、つまり紫色の光は植物にイイってコトなんだ?」
「まぁ、ソーユーコトー。タマネギ甘くて美味しい~」
「へへ、タマネギはウチの畑で取れたやつですぜ」
「やっぱあの塀の中で秘密の野菜でも育ててるのかしらね」
「でもさ、フラッシュ炊いて写真とったら、なんかいきなりざわざわ~~~って、なんか今まで静かだった動物たちがフラッシュに驚いていきなり動き出した、みたいな感じだったよねぇ!!」
「てことは・・・その謎のキャベツたちがびっくりして動いたのかもね」
綿メイがまた突拍子もないことを言う。

























Mameです。楽しんでいただけたでしょうか?
13Pで、リョーコと拓也のちょっとムフフな流れがありますが、
実は元の原案段階ではさらに長く、じっくりと、禁断のシーンがつづきました。
書き上げてとても満足したのですが・・・さすがにこれは奇々怪々からもBANされる!と思い、
校了版ではムフフの入口あたりで抑えることにしました。
いつかチャンスがあれば、「ピンクのしおり」バージョンも書きたいところです。
ま、無理かな。
Mameです。
毎度おなじみ、投稿アップしてから修正を加えております。
まだいくつか直したいところがありますが、とりあえずOKとします。