私「おはよ…凄い荷物の量ね…」
輝美「儀式の最中の映像を撮ろうと思ってカメラとか、あと幽霊の声聞く為のスピリットボックスとか色々で…」
輝美は大きな旅行鞄と機材の入ったリュックサックを重そうに持っていた。
輝美「逆に沙由香は荷物少な過ぎない??」
私「そうかな…?(輝美が多過ぎるだけな気が…)」
輝美と比べて私の荷物はそこまで大きくない鞄一つだ。
私「まぁ、取り敢えず藤間さん探して電車乗らないと」
輝美「うん。あ、藤間さん見つけても現地着くまで話しかけちゃダメだから。」
私「何で?」
輝美「藤間先輩、途中で私達の事見つけたら絶対帰らせると思うよ。それで私何回も帰されたから」
私「成程ねぇ…」
こうして私達は藤間さんを探して、見つからない様にしながら儀式の場所へ向かった。(ほぼ尾行であるが…)
新幹線のチケットは昨晩輝美が買ってくれていた。私は輝美にお金を渡し、チケットを貰った。
私「これでR駅まで乗って、その後バスに乗り換えるよ」
輝美「了解〜」
私達が乗った車両は藤間さんと同じだった。藤間さんは前から二番目の席に座っている。私達は後ろから三番目に座っている為、多分見つかる事は無いだろう。
私「…そういえば輝美、昨日の夜ちゃんと寝た?」
輝美「機材の準備とか色々で一睡もしてません」
私「今晩儀式でしょ!?」
輝美「今の内に寝てれば大丈夫…」
そう言うと輝美はすぐに眠ってしまった。R駅までは一時間半程時間が掛かる。私は持ってきたお菓子を一人でのんびり食べながら窓の外を眺め時間を潰した。
私「もうすぐ着くから起きて。」
輝美「う〜ん…ラーメンの水族館…(?)」
私「夢の中どんな状況…?寝ぼけてないで起きて」
輝美を叩き起こし、荷物を持って新幹線を降りた。
私「輝美、さっきどんな夢見てたの?」
輝美「え〜?何だっけ?覚えてないや」
私「さっきあんた『ラーメンの水族館〜』とか言ってたよ?」
輝美「どういう状況w」
駅を出ると、辺りは自然に囲まれていた。遠くで鳥が飛んでいるのが見える。


























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