母「そう。もしかしたら沙由香も食べられちゃうかもしれないの。」
私「怖い…」
母「大丈夫よ。もしね、『ふじまさん』って人がいたら、こう言うの。『かがみのひめさん。かがみのひめさん。おひとつししょく、さしあげます』って。じゃないと『ふじまさん』に食べられちゃうから。いい?」
私「うん、わかった」
…何となく前から思っていた。藤間さんは、悪人だと。全てこの人の所為で不幸が起きるんじゃないかと。
私「…鏡の姫さん。鏡の姫さん」
輝美が青ざめて私を見る。
私「お一つ『死食』、差し上げます。」
私がそう言った刹那、確かにそこにいた。
此処に閉じ込められていた少女と、その兄が殺したと思われる沢山の人が。
ー ー ー ー ー
「W県O村にある林の中の小屋で、男女二名の遺体が発見されました。男女二名は、儀式の様な事をしていたと思われます。男性はオカルト研究家の 藤間 啓太 さんと判明しており、専門家は『オカルトの儀式の最中だったんじゃないか』と話しています。そして、小屋の中にはカメラの三脚があったものの、カメラ本体は見つからなかったとの事です。」
テレビのニュースキャスターの声をぼんやりと聞き流す。
私「…輝美には感謝しなきゃ。あなたのお陰で…」
やっと、私の脅威は居なくなったんだから。
「続いてのニュースです。K県E市に住んでいる、オカルト研究家の 高場 和弘 さんが自宅で亡くなっているのが発見されました。死因は不明であり、この原因不明の死は今回で三十名となりました。この原因不明の死には共通点があり、それは『食事中にスマートフォンを見ていた』という事です。このテレビをご覧になっている皆様、『絶対に食事中にスマートフォンを見ないで下さい。』」
⚠︎注意⚠︎ ー ー
この話は、「作り話」です。
ー ー ー ー ー
20◯◯年 某月七日。
飲食店にて男性が急死。防犯カメラにはスマホを見ながら食事する男性が急に苦しみだす様子有り。男性が食べていた料理に毒が盛られた痕跡無し。男性の遺体を調べるも死因は不明。
20◯◯年 某月十三日。
自宅にて女性が急死。防犯カメラにはスマホを見ながら食事する女性が急に床へ倒れ込む様子有り。女性の食べていた料理に毒が盛られた痕跡無し。女性の死因不明。
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