【UFO撃墜事件】-女子大生 朽屋 瑠子-
投稿者:kana (210)
上空ではF22がスーパークルーズ(超音速巡行)に入っていた。
「付いて来い、マーベリック!」 「ハイ!大尉!」
ハルトマンが先導し、朽屋を作戦空域まで連れて行く。
・・・・・・
上空に待機していた早期警戒管制機より指示が来る
「Mavrrick, this is Satan’s Angels. Clear fire. Kill Ofanim.(マーベリック、こちらサタンズエンジェルス(早期警戒管制機)。武器の使用を許可する。オファニムを撃墜せよ)」
「Roger. Kill Ofanim.(了解、オファニムを撃墜します)」
朽屋の乗ったF22が胴体下のウェポンベイの扉を静かに開く。
「1番、ファイヤ!!」練習通りアムラームミサイル1発を発射する朽屋。
マッハ4の速度でオファニムに迫るミサイル。
その瞬間、オファニムの中心にある球体に巨大な目玉が現れ、閃光が放たれた。
朽屋の発射したミサイルはその光りに包まれ爆発した。
「しまった!迎撃された!!」驚くハルトマン大尉。
朽屋から連絡が入る。
「大尉、これまでいろいろありがとうございました。私・・・これが最後だと思うので、私のお願い聞いてもらってもいいですか? 」
「・・・ん? なんだ?(変な言い回ししやがってコイツ)」
「次に私が撃ったら、やつのトドメは大尉が撃ってください。お願いします」
「マーベリック!?何をする気だ? オイ、マーベリック!!・・・クチヤ曹長!」
朽屋はハルトマンに教わったベクターノズルを使った変則的な軌道をしながら、アムラームミサイル2番と3番を1秒間隔で発射した。
kamaです。自分で書いてて一番好き。朽屋瑠子シリーズ第13弾はアメリカの大学に通いつつ、UFOと遭遇するお話です。3連休のお供に、ぜひお楽しみください。ここで重要な出会いがあったりしますね。
ところで、作中「MIB」メン・イン・ブラックが登場しますが、ここではちよっとダサめな「ブラックメン」という呼称を使っています。これはボクが中山市朗先生の代表作『山の牧場』が大好きすぎて毎晩聞いて寝ていて、そのせいでそこに出てくる「これがブラックメンだ!」という少年の目撃例として使われるセリフが頭の中をぐるぐる回って、これはもうMIBではなくブラックメンと呼ぶしかない!!と思って使わせていただきました。
今田美桜で実写化して欲しい
藤井マリーはどうか?
クチヤさん、これ最後、ハルトマン大尉とバーに行った後いい感じになってやってますねぇコレは。
なんか無性に牛乳が飲みたくなった。
↑コメントありがとうございます。実写化とか、夢があっていいですね~~~妄想が膨らみます。
朽屋さんのプライベートに関してはボクは口をはさみません。もう大人ですし、恋愛は自由です。
あと、牛乳おいしそうでしたか?実はラストでもう一回現代に戻して三上と牛乳のみにいくオチも考えてたんですけど、まぁそれはまたの機会にとっておきます。
韓国語の怪談サイトでこちらのお話が取り上げられてましたね。やはり朽屋 瑠子シリーズは海外でも人気です!