ハロウィンと言うと、渋谷の街で大騒ぎ・・・というのは昔の話。
路上飲酒に、暴動一歩手前までお祭り騒ぎが発展しすぎたせいで、
ついに渋谷の街ではハロウィンお断りなんて言われ出した。
寂しいもんですな。ま、致し方なし。
そういえばなんですが、数年前、いやもう10年以上前か。
渋谷に活気があってハロウィンでも大盛り上がりで、DJポリスなんてのがいた頃だ。
みんな朝までワイワイやって、道路のその辺で酔いつぶれる女の子とかいたりしてね。
朝まで騒いで、そのまま始発で帰ったり、
なんならコスプレのまま会社に向かう「つわもの」もいたり。
自分もその日は若気の至りで朝まで渋谷。
眠い目をこすりながら、吸血鬼のカッコのまま始発の東横線に乗りこんだ。
青白い顔で、口から血を滴らせながら座席に付いた。
まだ朝の5時である。太陽は出ていないけど、
なんとなく下の方からぼんやり明るくなり始めていた。
「いかん、自分吸血鬼なんで、太陽が昇る前に家に帰りたい・・・」
昨夜の酔いがまだ抜けきれないそんな中、
電車に血まみれのピエロが乗り込んできて、ドッカと席についた。
手には血の滴る包丁を持っている。
(うわ~~~すげぇ迫力・・・コイツ、こんなカッコで渋谷を練り歩いてたのか・・・)
あまりにリアルな殺人ピエロの仮装にゾッとしながら向かい合った。
まぁ人のコトは言えない。こっちも血を滴らせた吸血鬼だ。
やがて電車は動き出し、ガタゴト揺られながら出発した。
自分は自由が丘で降りて大井町線乗り換えなので途中下車したが、
殺人ピエロはそのまま電車に残って横浜方面へと消えて行った。
・・・それにしてもゾッとした。
あんなにリアルで、包丁だって本物みたいだし・・・いやまさかね。
本物の包丁をむき出しで持ってるわけないし・・・。
























ジョーカーですね。
怖いねー。