奇々怪々 お知らせ

ヒトコワ

さんさんによるヒトコワにまつわる怖い話の投稿です

怪しい求人
短編 2026/01/24 18:28 1,197view
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あれは、私が高校生3年生の頃のお話です。

私は学校に行くため、いつも通り7時半になると家を出ました。
少し憂鬱な気持ちで駅に着くと、電車が到着するのをベンチに座りながら待っていました。
スマホをいじっていたのですが、私はおかしなものを発見しました。
『求人 あなたもチャレンジしませんか?』という文字が大きく書かれており、その下に
『ただ荷物を運ぶだけ!時給2000円〜』と書かれていました。アルバイトの求人だそうです。
(時給2000円!?高すぎない!?)と思いましたが、丁度電車が来るチャイムが鳴ったため、とりあえず話のネタにしようと、写真だけ撮っておきました。

学校に着き、休み時間になり、友達と世間話で盛り上がっていました。
ふとあの写真を思い出し、みんなに写真を見せました。
「ねえ、これってヤバいバイトじゃない?」と言うと、そのうちの一人、Aちゃんが
「え・・・時給2000円・・・?」と呟きました。

「私さ、・・・このバイト、応募してみようかな」と衝撃的なことを言いました。
皆反対しましたが、どうしても聞きませんでした。
「どうしても欲しいものがあって・・・。お金が必要、なんだけど・・・。」と。
そして数日後、Aは早速アルバイトを入れたと言って、店へ向かいました。
『待って!ヤバい!まじで時給2000円もらえるんだけど!』とメールが来ました。

業務内容はというと、本当にただダンボール箱のようなものを運ぶだけ、と言っていました。
重かったり、軽かったりなど様々ですが、何が入っているのは知らないそうです。
またこのバイトをやる、と積極的で、余程良かったのでしょう、その次の日も、また次の日もバイトを入れたようでした。

本当に説明通りの労働のようで、学校では噂話が広がると共に、とある話を聞きました。
「ねえ・・・。最近流行ってる、あのバイトあるでしょ?やっぱり、ただ運ぶだけじゃないらしいよ?殺人に加担されてるとかさ、聞いたんだよね。実際見た人もいるって・・・。」
私は怖くなり、すぐにAへ知らせました。

『ねえ、A。やっぱりバイトやめた方がいいんじゃない?』と送りましたが、一向に返信が来る気配はありませんでした。
学校に行っても休みで、伝えたいにも伝えられないし、そこまで人のアルバイトに首を突っ込みたくはないので、私はこれ以上関わることをやめました。

結局、卒業式になってもAが来ることはありませんでした。
気づかぬうちにAの席も無くなっていたようです。
そしてみんな社会人となり、大学に進む人や、働いて出会いを探したりなど、バラバラに分かれていきました。
そして私は彼氏とのデートの約束の場所へ向かっていました。
『♪』
スマホの通知音が鳴りました。
(・・・あれ、Bからだ)
『A、行方不明だって!やっぱあのバイトあったじゃん!関係あるらしいよ!』
私は気分が悪くなりました。
あの写真を見せてしまったこともあって、少し責任を感じました。
もし見せなければ。Aは・・・。

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コメント(2)
  • やめたら自分もAのようになるからやめないのか・・・
    創作だよな?自分が犯罪に加担してるって晒してるしな・・・

    2026/01/26/12:20
  • さんです。このお話は、創作ではありません。
    私の母の高校生時代の話となります。
    主人公目線や最後らへんは創作となりますが、実際にあった事件となります。
    書いててすっごい楽しかったです。
    さんも事件について、少し調べてみようかな。

    2026/01/26/17:50

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