これは、私の地元の有名廃屋の玄関に貼られている怪文書のおはなしです。
それは、和紙のような紙に、筆文字で以下の内容が書かれています。
ーー
ルールを守って下さい。
家に入る時には、必ず右足から入ってください。
靴を脱ぐ時には、必ず左足から脱いで下さい。
椅子に座る時、必ず背もたれは右手で持って。
お茶を飲む時は、絶対に左手で。
声をかけられたら、首だけを声の方向に向けろ。
体は要らない、持って帰れ。
ーー
肝試しに行ったついでに怖いもの見たさで実行する人が一定数居るのですが、特に怖い事が起きる訳でも無いんだとか。
ただ、実行した人は、自分の苗字は「守野」だと言い張るんだそうです。
そうです、その廃屋の表札に書かれている苗字です。
私の地元ではありきたりな苗字ですから、目立たないのが実情ではありますが…。
身近な人が突然違う苗字を主張するようになる、というのは中々怖い事だと思い、投稿させて頂きました。
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