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rarkさんによる都市伝説にまつわる怖い話の投稿です

二丁目 巨大地下水路伝説
長編 2023/06/18 23:07 17,576view
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Aは発狂しながら元来た方向へと、走っていきます。

フフッ…

聞こえた。これがAの聞いていた声がはわかりませんが、確かに子供の声のようなものが聞こえました。その事もあり、内心パニックになって、僕は急いでAを追いました。
そこからBと合流してAを追います。どれだけ走ったでしょうか?気がつくと、僕らは3人は、地下水路の入り口前まで戻ってきていましたとりあえず、Aを落ち着かせ、入って来た穴をくぐります。そしてバテバテになった僕らは、その場に座り込みます。
すると、Bが僕に尋ねます。

「なぁ。Cって誰なん?」

「え?あ…」

そんな友達最初からいなかった。

「じゃあ、アイツは?」

すると、さっきまで震えていたAが口を開きます。

「俺はさー。始めの地下水路。あー長い階段

下りる前ね。そん時気付いたわけよ。アレ?声が聞こえる。って。いや、俺も初めは気のせいかな?って思ってたんだけど。えらい近くで聞こえるっていうか、頭に入ってくるっていうかさ。そしたら、わかった。その音。
Cから出てるわけよ。Cの顔、なんか死人見たいでさ、口がちょっと開いて、そっから ハハハ。っていう子供の声みたいなん。それと同時に気付いたわけよ。

あれ?こいつ…誰だ?

って。そっからとにかくパニックでさ、なんとかして逃げないとって。その…Cってやつ、一番後ろにいるわけだから、バレないように、適当な理由つけて、階段下りたんよ。」

僕もBも、何も言わず、話を聞いていましたが、僕はふと尋ねます。

「お前さ。階段下りた後、なんであんな事しとったん?」

するとAの顔からますます血の気が引いていきます。

「いや。そうだよな。おかしいよな。覚えてない。覚えてないんよ。階段下り切ってドア開けたらさ。なんかぼーっとしてきて、そっから覚えてない。でさ、気づいたら変な部屋にいて、お前の呼ぶ声でやっと気付いたんよ。」

僕「……」

「そっからは覚えとる。真ん中にボロい作業服が落ちとって、それ囲むように、子供が5人?いや7人くらい体育座りで、狂ったようにケラケラ笑ってやがるんだよ。そしてさ。その子供達の中におったんよ。
 …

同じようにケラケラ笑ってるCが」

Aはそう言うと、またガタガタ震えます。しかし、僕はAの言っているものなんか見てません。

B「まぁ…変えろーぜ。もう6時なるし…」

僕も、地下水路の入り口から離れたかったし、何よりも今の事実を信じたくはありません。
3人で帰ろうとしたその時、

「あれ?もう出ちゃったのか。」

もちろん。僕ら3人は誰も喋りません。そして、この声を僕らは覚えている。Cだ。Cの声だ。そしてその声は地下水路の入り口である1メートルくらいの穴から聞こえてくる。

「あー…もう出たのか。
なぁ…もう一回入ってこいよ。
下で…待ってるからさ…
下でまってるよー…‼︎」

4/5
コメント(10)
  • この話マジで怖かったし、ラストでrarkさんの才能を感じた。

    2023/06/18/23:13
  • 投稿お疲れ様です。
    自作でコレはマジですごい(笑)

    2023/06/18/23:14
  • rarkです。

    ありがとうございます。これからも投稿していくので、頑張ります‼︎

    2023/06/18/23:16
  • kamaです。タイトルからしてワクワク感がありますねぇ~。大好きです、この感じ。

    2023/06/19/06:56
  • ↑rarkです。Kamaさん!ありがとうございます😊

    2023/06/19/19:23
  • こういう子供の冒険、恐怖と感動が混ざったの好き

    2023/06/26/10:02
  • 近ずくじゃなくて近づく、ですよ!
    非常に面白かったです!

    2023/06/28/13:31
  • rarkです。↑すみません(;_;)深夜の2時に書いたやつなので所々誤字がありました🙇‍♂️

    2023/06/28/18:36
  • 俺、C。怖がってくれてありがとう。

    2023/06/30/23:49
  • “4人くらい集まって”の”くらい”は伏線なんですかね?
    めちゃ怖かった

    2023/12/21/07:52

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