二丁目 巨大地下水路伝説
投稿者:rark (32)
確かにそうです。階段を降りるにつれ、わかりやすく言えば、水が高いところから落ちるような音。
そして階段を降り切った時に、その音は轟音に変わります。
階段を降り切ると、8畳くらいの少しひらけた空間に出ました。そして壁には同じような鉄製の扉があって、そこから水の音は漏れています。
しかし、どれだけ探しても、Aは見つからない。仕方なく僕は、その鉄製の扉を開けました。
ギギ…ギー
扉の向こうには、水の音が響いており、僕の予想通りAはいました。
B「おいA。お前何やってんだ…」
Aに詰め寄った瞬間。僕は絶句しました。それはBも同じなのでしょう。
僕らの目の前に広がったのは、直径50メートルくらいの、大きな水たまり。そして、上を見ると天井が見えないほど大きな空間があってところどころある穴から水が流れ込んでいる。しかし、よく見ると、その穴の水は僕らがさっき通ってきた水路のようなものから落ちてきています。
「マジやったんや。ホンマにあったんや。巨大地下水路。」
Bがつぶやきます。いや、そんな水路があっても別に不思議ではないのですが、その時の僕らは、まるで幽霊を見たような感じでした。
しかし、一つの事実が僕を現実に引き戻します。
「なぁ。おい。Cは?」
さっきまでいたはずのCがいません。
まだ小学二年生の子供が迷い込み、行方不明になった。
嫌なタイミングであの噂を思い出します。するとAが
「下から…声がする。」
と言って、すみにある階段を降りていきます。
「俺がA追いかけるけん。C探しといて」
僕はBにCをまかし、Aを追いかけます。
僕「おいA。お前いい加減にしろって」
しかし、Aは、聞く耳も持たず、階段を降りていきます。
僕「だから…」
どれだけ階段を降りたでしょうか?
階段を降り切ったところで、小さな部屋に出ます。
「おいA。どうしたんだよ。」
Aのところに詰め寄ると、Aの目の前は、ボロボロになった作業服が落ちています。
「おい。はよ戻ろーや。Cがおらんのやって。」
しかし、返事がありません。するとAは、カタカタと小刻みに震え始めます。そして、
「うわぁ!ゲホッ。ああ!」
この話マジで怖かったし、ラストでrarkさんの才能を感じた。
投稿お疲れ様です。
自作でコレはマジですごい(笑)
rarkです。
ありがとうございます。これからも投稿していくので、頑張ります‼︎
kamaです。タイトルからしてワクワク感がありますねぇ~。大好きです、この感じ。
↑rarkです。Kamaさん!ありがとうございます😊
こういう子供の冒険、恐怖と感動が混ざったの好き
近ずくじゃなくて近づく、ですよ!
非常に面白かったです!
rarkです。↑すみません(;_;)深夜の2時に書いたやつなので所々誤字がありました🙇♂️
俺、C。怖がってくれてありがとう。
“4人くらい集まって”の”くらい”は伏線なんですかね?
めちゃ怖かった